松島 のり子

MATSUSHIMA Noriko

職名

講師

所属

基幹研究院 人間科学系

主担当学科

文教育学部人間社会科学科

担当大学院(博士前期課程)

人間文化創成科学研究科人間発達科学専攻保育・児童学コース

担当大学院(博士後期課程)

人間文化創成科学研究科人間発達科学専攻保育・児童学領域

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研究キーワード 【 表示 / 非表示

  • 幼稚園と保育所との関係、地域差、戦後日本

研究内容 【 表示 / 非表示

  • 戦後の幼稚園・保育所の制度・政策に関わって、とくに1963年10月に発出された「幼稚園と保育所との関係について(通知)」に着目し、研究に取り組んでいます。当時各地で普及が進みつつあった幼稚園と保育所の関係をめぐり、国は「通知」をとおして一定の見解を示しました。その「通知」が、どのような背景から作成されたのか、発出後、各地域ではどのように受けとめられたのか、また、保育現場や保育者養成にはどのような影響があったのか、国の政策、各地域における施策、保育現場の実態等を往還しながら、明らかにしていきたいと考えています。

教育内容 【 表示 / 非表示

  • 学部は文教育学部人間社会科学科子ども学コース、大学院は人間発達科学専攻保育・児童学コース/領域を担当しています。
    授業では、幼児教育制度概論、幼児教育学原論、子どもと環境、子ども学インターンシップ、幼児教育制度演習、子ども発達環境論演習、保育制度論特論/演習、保育史論/演習など、保育・幼児教育の制度や歴史、子どもや保育の環境に関する科目を担当しています。

将来の研究計画・研究の展望・共同研究の可能性 【 表示 / 非表示

  • 戦後日本における保育(施設)の普及には著しい地域差をともなっており、この状況は現代も続いています。この背景には、国の制度・政策も少なからず影響してきています。各地域における保育・幼児教育をめぐる多様な実態について、国の制度・政策の動向にも目をむけながら事例研究を重ねることで、全体像に少しでも迫っていきたいと思っています。それらをとおして、「保育」の普及と保育・幼児教育制度の課題の本質を捉えること、そして、これからの「保育」や保育・幼児教育制度のより良いあり方を考えていきたいと思っています。

学位 【 表示 / 非表示

  • 学士(人文科学), お茶の水女子大学, 2008年03月

  • 修士(社会科学), お茶の水女子大学大学院, 2010年03月

  • 博士(社会科学), お茶の水女子大学大学院, 2013年03月

学内職務経歴 【 表示 / 非表示

  • 基幹研究院 人間科学系,助教,2017年01月 - 2023年03月

  • 基幹研究院 人間科学系,講師,2023年04月 - 継続中

 

学術著書・訳書 【 表示 / 非表示

  • 「保育」の戦後史――幼稚園・保育所の普及とその地域差

    六花出版, 2015年05月, 松島 のり子, 学術書

外部資金等受入(教育・社会貢献の外部資金を含む) 【 表示 / 非表示

  • 1963年の通達「幼稚園と保育所との関係について」をめぐる保育制度・政策史研究

    若手研究, 松島 のり子, 科学研究費助成事業 , 日本学術振興会, 2021年度, 400千円

  • 1963年の通達「幼稚園と保育所との関係について」をめぐる保育制度・政策史研究

    若手研究, 松島 のり子, 科学研究費助成事業, 日本学術振興会, 2020年度, 1,000千円