竹村 明日香

TAKEMURA Asuka

職名

助教

所属

基幹研究院 人文科学系

主担当学科

文教育学部言語文化学科

担当大学院(博士前期課程)

人間文化創成科学研究科比較社会文化学専攻日本語日本文学コース

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研究キーワード 【 表示 / 非表示

  • 日本語音韻史、キリシタン資料、拗音、方言、硬口蓋化, 日本語学、音韻史、キリシタン、方言

研究内容 【 表示 / 非表示

  • 室町末期にポルトガル人宣教師らが作成したキリシタン資料(主にローマ字本)を用いて、中世語・近世語の音韻について研究している。
    特に関心があるのはキャウ・キョウといった「拗音」の音節と、これらを生じる「硬口蓋化」という音韻現象である。キリシタン資料の拗音表記には、日本人が知覚し得なかった(=外国人だからこそ知覚し得た)わずかな音声差が反映されていることが近年明らかになりつつある。またその要因には、硬口蓋化や、日本人と外国人の音韻体系の異なりなどが関わっていることも解りつつある。こうした事例を基軸として、日本語の音韻と外国文字との関連性、そして日本語音韻史における硬口蓋化の位置づけなどについて検討を行っている。
    またサブワークとして、上方落語を用いた京阪方言の研究も行っている。特に五代目笑福亭松鶴の速記落語『上方はなし』を資料として、京阪方言の語彙・文法・音韻変化が近世から現代にかけてどのように変化したかを追究することも行っている。

教育内容 【 表示 / 非表示

  • 学部では、日本語史を音声・音韻・語彙・文法・表記などの諸観点から考察する講義を行っている(日本語学通論、日本語音声表現論など)。歴史的変遷をただ説明するのではなく、できる限り多くの資料を紹介して、学生自身で考察してもらえるよう心掛けている。
    大学院では、歴史的な文献を用いた演習を中心に行っている(日本語史演習、日本語資料論演習)。実際に文献を読み解きながら、そこに現れた言語現象を日本語学の観点から分析する。年度によっては方言資料も扱うこともある。

受験生等へのメッセージ 【 表示 / 非表示

  • 日本語の歴史は、文学作品のことばだけでは構築できません。平安時代末期の辞書、禅僧が残した漢籍注釈書、キリシタン宣教師の語学書、方言資料などのことばにも目を配りながら、歴史を構築していきます。
    見たこともない資料、聞いたこともない言葉と出会い、一緒に日本語の歴史をたどってみませんか。

学歴 【 表示 / 非表示

  • 奈良女子大学, 文学部, 言語文化学科言語情報学専攻, 大学, 2003年03月, 卒業, 日本国

  • 大阪大学大学院, 文学研究科, 国語学専門分野, 大学院(博士課程), 2008年03月, 修了, 日本国

  • 大阪大学大学院, 文学研究科, 国語学専門分野, 大学院(博士課程), 2013年03月, 修了, 日本国

学位 【 表示 / 非表示

  • 学士(文学), 2003年03月

  • 修士(文学), 2008年03月

  • 博士(文学), 2013年03月

学内職務経歴 【 表示 / 非表示

  • 人間文化創成科学研究科 研究院【基幹部門】 文化科学系,助教

  • 基幹研究院 人文科学系,助教

学外略歴 【 表示 / 非表示

  • 四天王寺大学,非常勤講師,2013年04月 - 2013年09月

  • 姫路獨協大学 外国語学部,非常勤講師,2013年04月 - 2014年03月

  • 大阪大学大学院 文学研究科,特任研究員,2013年06月 - 2014年02月

専門分野(科研費分類) 【 表示 / 非表示

 

論文 【 表示 / 非表示

  • 九州方言エ段音節の再検討―中世日本語エ段音節の再構に向けて―

    日本語の研究, 9巻2号(頁16 - 32), 2013年04月, 竹村 明日香, 原著, 研究論文(学術雑誌), 単著

  • 『日葡辞書』の開拗長音

    国語国文, 81巻3号(頁1 - 26), 2012年03月, 竹村 明日香, 原著, 研究論文(学術雑誌), 単著

  • ローマ字本キリシタン資料のオ段合拗長音表記―抄物の表記との対照を通して―

    語文, 96巻(頁57 - 70), 2011年06月, 竹村 明日香, 原著, 研究論文(学術雑誌), 単著

  • ハル敬語の形態変化の通時的考察―大阪・京都の比較を通して―

    待兼山論叢文学篇, 43巻(頁21 - 36), 2009年12月, 竹村 明日香, 原著, 研究論文(学術雑誌), 単著

その他書籍掲載文、作品解説・解題、校閲・監修(特定課題研究報告書を含む) 【 表示 / 非表示

  • 「日本語疑問文の通時的・対照言語学的研究」研究報告書

    疑問文データベース作成に関する中間報告―中世日本語資料を中心に―, 大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 国立国語研究所, 1巻(頁117 - 125), 2014年03月, 竹村 明日香, 金水 敏, 調査報告書, 単著

  • 「日本語疑問文の通時的・対照言語学的研究」研究報告書

    中世日本語資料の疑問文―疑問詞疑問文と文末助詞との相関―, 大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 国立国語研究所, 1巻(頁3 - 19), 2014年03月, 竹村 明日香・金水 敏, 金水 敏, 調査報告書, 共著

  • 近代語コーパス設計のための文献言語研究成果報告書

    電子化が望まれる近代語資料探索―日本語史を研究する大学院生の報告から―, 大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 国立国語研究所, (頁27 - 35), 2012年10月, 岡島 昭浩・森 勇太・金 曘泳・竹村 明日香・坂井 美日, 田中 牧郎・岡島 昭浩・小木曽 智信・小野 正弘・小島 聡子・島田 泰子・朱 京偉・高田 智和・張 元哉・ 陳 力衛・近藤 明日子・須永 哲矢, 科研費報告書, 共著

  • 文献に現れた語彙・語法と国語史の不整合性について

    抄注・北原白秋第二詩集『思ひ出』語彙, 大阪大学大学院文学研究科, (頁93 - 106), 2009年03月, 蜂矢 真郷・鳩野 恵介・藤本 真理子・清田 朗裕・竹村 明日香・蜂矢 真弓, 蜂矢 真郷, 科研費報告書, 共著

  • 忍頂寺文庫・小野文庫の研究

    忍頂寺文庫所蔵兵庫口説について―橋づくし、お染久松ものを中心に―, 大阪大学大学院文学研究科 飯倉洋一研究室, 2巻(頁52 - 61), 2007年03月, 竹村 明日香, 「忍頂寺文庫・小野文庫の研究」共同研究グループ・国文学研究資料館, 調査報告書, 単著

研究発表 【 表示 / 非表示

  • 中世日本語資料の疑問文―疑問詞疑問文と文末助詞との相関―

    竹村 明日香・金水 敏, 国内, 2013年12月, 「日本語疑問文の通時的・対照言語学的研究」研究発表会, 大阪大学, 一般発表, 第一発表者

  • 硬口蓋化の非対称性―九州方言から再検討する中世日本語のエ段音―

    竹村 明日香, 国内, 2012年04月, 土曜ことばの会, 大阪大学, 一般発表, 第一発表者

  • ローマ字本キリシタン資料のオ段合拗長音表記―抄物の表記との対照を通して―

    竹村 明日香, 国内, 2011年01月, 平成23年度大阪大学国語国文学総会, 大阪大学, 一般発表, 第一発表者

  • 日葡辞書の開拗長音―「eŏ」表記の分布が意味するもの―

    竹村 明日香, 国内, 2010年05月, 第273回近代語研究会春季大会, 日本女子大学, 一般発表, 第一発表者

  • ハル敬語の形態変化の通時的考察―大阪・京都の比較を通して―

    竹村 明日香, 国内, 2009年06月, 第264回近代語研究会例会, 東京学芸大学, 一般発表, 第一発表者

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外部資金等受入(教育・社会貢献の外部資金を含む) 【 表示 / 非表示

  • ポルトガル・スペインのローマ字版キリシタン資料に基づく日本語拗音節の研究

    竹村 明日香, 松下幸之助記念財団, 2011年度

  • ポルトガル・スペインのローマ字版キリシタン資料に基づく日本語拗音節の研究

    竹村 明日香, 松下幸之助記念財団, 2010年度