土谷 真紀

TUCHIYA Maki

職名

助教

所属

基幹研究院 人文科学系

文教育学部 人文科学科

主担当学科

文教育学部人文科学科

担当大学院(博士前期課程)

人間文化創成科学研究科比較社会文化学専攻歴史文化学コース

担当大学院(博士後期課程)

人間文化創成科学研究科比較社会文化学専攻表象芸術論領域

写真a

研究キーワード 【 表示 / 非表示

  • 絵巻、物語絵画、縁起、狩野派、やまと絵

研究内容 【 表示 / 非表示

  • 室町時代後期に制作された絵巻のなかでも、狩野派における絵巻制作の実態と物語絵画の表現について研究を進めてきた。現在も引き続き狩野派における絵巻制作の意義を明らかにすべく、当該時期の絵巻作例について狩野派、土佐派をはじめ画派問わず検証し、様々な画面形式の物語絵画について考察を進めている。

教育内容 【 表示 / 非表示

  • 担当科目
    (学部)形象分析学演習Ⅲ、形象分析学調査演習、形象分析学特殊講義、美術史学研究指導Ⅰ、博物館概論、博物館実習

将来の研究計画・研究の展望・共同研究の可能性 【 表示 / 非表示

  • 現在は、狩野派の絵巻について更なる検証を進めているほか、室町後期における絵巻制作について分析を進めている。この時代における絵巻作例を分析し、テクストとイメージの関係を検証することを通じて、造形のあり方とその享受について考察することに注力している。近世に入ると「絵巻」という画面形式は存在し続けるものの、それまでの古代、中世における受容とは異なってくる。この転回点と目される室町後期の物語絵画の享受の有り様、「絵巻」という形式の問題について明らかにすること目指している。さらに、日本美術史全体を俯瞰し、美術と宗教との関係、近代に成立した「日本美術史」の問題、「日本美術史」を語る上でその中核となる「やまと絵」の問題などについて考察し、隣接領域との共同研究により、イメージの持つ機能とそれを生成し享受する観者との関係を明らかにすることを目指している。

受験生等へのメッセージ 【 表示 / 非表示

  • ふと周りを見渡してみると様々な造形に私たちは囲まれて暮らしています。自分がいま当たり前に感じているイメージもそれがどのような背景を持っているのか、自分が惹かれる造形とは一体どこからきているのか、あるいは受け入れることができる/できないイメージとは、自分にとって何なのか。美術史を学ぶことは、造形を起点として、それらを見ている「私」はとはいったい誰なのかという問いに行きつきます。自らの力でイメージを分析し考えることは、さらなる情報過多が見込まれる将来において皆さんの力となるはずです。そのお手伝いができればと考えています。

学歴 【 表示 / 非表示

  • 学習院大学大学院, 人文科学研究科, 哲学専攻, 大学院(博士課程), 2012年03月, 修了, 日本国

学位 【 表示 / 非表示

  • 博士(哲学), 2012年03月

学内職務経歴 【 表示 / 非表示

  • 基幹研究院 人文科学系,助教

  • 文教育学部 人文科学科,助教

専門分野(科研費分類) 【 表示 / 非表示

 

論文 【 表示 / 非表示

  • 「釈迦堂縁起絵巻」をめぐる一考察―第一巻・第二巻仏伝部分を中心に

    美術史163号(頁90 - 107), 2007年10月, 土谷 真紀, 原著, 研究論文(学術雑誌), 単著

  • 平治物語絵巻 六波羅合戦断簡

    国華1375号(頁18 - 21), 2010年05月, 土谷 真紀, 原著, 研究論文(学術雑誌), 単著

  • 仏涅槃図

    國華, 122巻8号(頁31 - 37), 2017年03月, 土谷 真紀, 原著, 研究論文(学術雑誌), 単著

  • 狩野派における「酒飯論絵巻」の位相―文化庁本を中心に

    アジア遊学172号(頁30 - 54), 2014年03月, 土谷 真紀, 原著, 研究論文(学術雑誌), 単著

  • 初期狩野派の研究―「二尊院縁起絵巻」を中心に

    鹿島美術研究年報27別冊号(頁256 - 268), 2010年10月, 土谷 真紀, 原著, 研究論文(学術雑誌), 単著

その他雑誌掲載文 【 表示 / 非表示

  • 「『程嬰杵臼豫譲絵巻』について」

    国華1355号(頁36 - 46), 2008年05月, 土谷 真紀, 原著, 単著, 査読あり, 速報,短報,研究ノート等(学術雑誌)

その他書籍掲載文、作品解説・解題、校閲・監修(特定課題研究報告書を含む) 【 表示 / 非表示

  • 『絵巻マニア列伝―六本木開館10周年記念展図録』

    「15白描絵料紙金光明経  第二巻断簡(目無経)」 「17狭衣物語絵巻断簡」「18狭衣物語絵巻断簡」 「26駒競行幸絵巻」「27矢田地蔵縁起絵巻」「44三条西実隆像紙形」「45逍遥院実隆像」「46石山寺縁起絵巻巻4」「48酒伝童子絵巻」「47地蔵堂草紙絵巻」「51誉田宗廟縁起絵巻中巻」「55硯破草紙絵巻」, サントリー美術館, 2017年03月, 土谷 真紀, 展示物解説・図録等, 単著

  • 『日本美術全集 第9巻:室町時代/水墨画とやまと絵』

    「86 祐高・中務少輔久行・巨勢行忠・善祐筆 弘法大師行状絵巻(東寺蔵)」、 「96 土佐行広筆 涅槃図(興聖寺蔵)」、「97 掃墨物語絵巻(徳川美術館蔵)」、 「100 掃部助久信筆 慕帰絵(西本願寺蔵)」、 「101 掃部助久国筆 真如堂縁起絵巻(真正極楽寺蔵)」、「102 窪田統泰筆 日蓮聖人註画讃(本圀寺蔵)」、「103 大仏縁起絵巻(東大寺蔵)」, 小学館, 2014年10月, 土谷 真紀, 島尾新責任編集, その他, 単著

  • 『徒然草―美術で楽しむ古典文学展図録』

    「33 住吉具慶画 徒然草画帖(東京国立博物館蔵)」、「35 つれづれ草画巻物(模本)(西尾市岩瀬文庫蔵)」、「39 徒然草図屏風(米沢市上杉博物館蔵)」、 「40 狩野寿信画 徒然草図屏風(板橋区立美術館蔵)」、「47海北友雪画 総持寺縁起絵巻(総持寺蔵)」、「48海北友雪画 誓願寺縁起絵(誓願寺蔵)」, サントリー美術館, 2014年06月, 土谷 真紀, 展示物解説・図録等, 単著

  • 『お伽草子―この国は物語にあふれている展図録』

    「小絵とは」, サントリー美術館, 2012年09月, 土谷 真紀, 展示物解説・図録等, 単著

  • 『お伽草子―この国は物語にあふれている展図録』

    「4掃墨物語絵巻」、「9酒伝童子絵巻(サントリー美術館蔵)」、「12酒呑童子絵巻(東京国立博物館蔵)」、「16地蔵堂草紙」、「17硯破草紙絵巻」、「18鶴の草紙」、「21新蔵人物語絵巻」、「22稚児今参絵巻」、「23法師物語絵巻」、「25天稚彦物語絵巻」、「30善教房絵巻」、「45酒呑童子(慶応義塾図書館蔵)」、「51しぐれ絵巻」、「53伏見常盤絵巻(サントリー美術館蔵)」、「61藤袋草子絵巻」, サントリー美術館, 2012年09月, 土谷 真紀, 展示物解説・図録等, 単著

全件表示 >>

研究発表 【 表示 / 非表示

  • 「土佐派による仏涅槃図について」

    土谷 真紀, 国内, 2012年09月, 中世の信仰と造形Ⅳ, 日本, 科学研究費補助金基盤研究(A)「大画面説話画の総合研究」, 一般発表, 第一発表者

  • 「狩野派絵巻における『酒飯論絵巻』の位相」

    土谷 真紀, 国外, 2011年11月, 「雄弁な文・対話する絵―日本中世における文学ジャンルと視覚表象シンポジウム」, フランス, フランス国立図書館、フランス国立東洋言語文化大学、ディドロー大学、コレージュ・ド・フランス・立教大学, 一般発表, 第一発表者

  • 「『釈迦堂縁起絵巻』の構造―縁起の改変とその戦略」

    土谷 真紀, 国外, 2011年03月, 中世日本の基層文化:信仰と芸術, アメリカ, コロンビア大学East Asian Languages and Cultures Department (EALAC) ・メトロポリタン美術館東洋部, 一般発表, 第一発表者

  • 「二尊院縁起絵巻における諸問題―基礎的検討と行列図像、洛中洛外図との関係を中心に」

    土谷 真紀, 国外, 2009年03月, 海外シンポジウム「中世日本の信仰と造形, アメリカ, 科学研究費補助金基盤研究(A)「大画面説話画の総合研究」, 一般発表, 第一発表者

  • ‘The Story of the Buddha, the Story of an Idol, and the Story of the Story : The Exoticism in Shakado-Engi-Emaki and Seiryo Temple’

    TSUCHIYA Maki, 国外, 2007年12月, The 9th Japan Art History Workshop (JAWS), アメリカ, 一般発表, 第一発表者

研究活動に対する受賞 【 表示 / 非表示

  • 美術史学会 平成二十年度『美術史』論文賞

    美術史学会, 土谷 真紀, 2009年05月, 国内

外部資金等受入(教育・社会貢献の外部資金を含む) 【 表示 / 非表示

  • 室町後期から江戸初期における絵巻作例の基礎的研究

    若手研究(B), 土谷 真紀, 2016年度, 2,340千円