市 育代 Ikuyo Ichi
|
|
研究内容 【 表示 / 非表示 】
-
哺乳動物には生体に不可欠な多価不飽和脂肪酸(必須脂肪酸)があり、生体の恒常性維持に重要であることが知られている。必須脂肪酸が欠乏すると、ミード酸(C20:3 n-9)といわれる多価不飽和脂肪酸が生体に存在するオレイン酸(C18:1n-9)から新たに産生される。これまで我々は、必須脂肪酸欠乏時のミード酸の産生遺伝子を明らかにしている。現在、必須脂肪酸時にミード酸が産生されるように脂肪酸代謝が変化する機構とその生理的意義について研究を行っている。
教育内容 【 表示 / 非表示 】
-
様々な病気の発症や治療法など病態に関する知識とともに、治療のための食事療法に関する教育を行っている。さらに臨床の現場に対応できるようになるために、疾病に応じた食形態の選択、栄養診断、栄養ケアの進め方などを教えている。
将来の研究計画・研究の展望・共同研究の可能性 【 表示 / 非表示 】
-
低栄養による病態悪化は、わが国における医療費の増大を招いている。今後、低栄養における脂肪酸栄養の重要性を明らかにすることで、低栄養における新たな食事療法を提示する。また、これまで不明であった必須脂肪酸欠乏時に産生される脂肪酸の機能を明らかにすることで、脂質栄養に新たな知見を見出す研究になることが期待できる。
学内職務経歴 【 表示 / 非表示 】
-
基幹研究院 自然科学系,教授,2024年04月 - 継続中
-
基幹研究院 自然科学系,准教授,2021年04月 - 2024年03月
-
基幹研究院 自然科学系,講師,2015年04月 - 2021年03月
-
人間文化創成科学研究科 博士後期課程 ライフサイエンス専攻,2015年04月 - 継続中
-
人間文化創成科学研究科 博士前期課程 ライフサイエンス専攻,2015年04月 - 継続中
担当科目 【 表示 / 非表示 】
-
2025年度