杉野 勇

SUGINO Isamu

職名

教授

所属

基幹研究院 人間科学系

人間文化創成科学研究科 博士後期課程 人間発達科学専攻

人間文化創成科学研究科 博士前期課程 人間発達科学専攻

文教育学部 人間社会科学科

主担当学科

文教育学部人間社会科学科

担当大学院(博士前期課程)

人間文化創成科学研究科人間発達科学専攻応用社会学コース

担当大学院(博士後期課程)

人間文化創成科学研究科人間発達科学専攻社会学・社会政策領域

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研究キーワード 【 表示 / 非表示

  • 社会調査法、法社会学

研究内容 【 表示 / 非表示

  • 社会調査法のテキスト(轟・杉野編『入門・社会調査法』2010年)の第二版の為の大幅な改訂作業を行った(刊行は2013年4月20日)。また,民事紛争全国調査の紛争行動調査データを用いて,雇用や就労に関わる問題経験とその対処行動の計量分析を纏めて平岡・三輪・米田編『格差を超え公正な社会へ』に掲載した。以前の研究テーマの一つであったジェンダーと雇用に関連して,『現代社会学事典』に「専業主婦」の項目を執筆した。2013年3月以降現在は,社会調査事典の為に社会統計学に関する項目分担執筆,社会統計学テクスト企画の検討,そして新たにカテゴリカルデータの対応分析やネットワーク分析に着手している。

教育内容 【 表示 / 非表示

  •  学部の社会学の入門的講義では、都市と都市的生活様式、日常生活における相互行為、犯罪と逸脱、
    社会階級・階層と不平等、マスメディアとコミュニケイションなどについて講義した。
     演習においては、「ケア」をメインテーマに据え,関連してワークライフバランスやジェンダー,社会規範について扱い,実証的・経験的な研究方法を身に付けさせ,進化心理学・行動経済学など隣接社会科学の先端的考え方にも触れさせた。
     社会調査士の認定科目の社会調査法では、調査の企画から実施、報告書の纏めに至る迄の調査の全過程を実際に経験させた。
     大学院の必修の社会学基礎論ではイギリスの著名な階層研究者の専門的テクストを講読し、社会調査データの計量分析と合理的行為理論の関係,マクロ歴史社会学理論やエスノグラフィーなどについて,社会科学の方法論の観点から学習と批判的検討を行った。後期の専門社会調査士認定科目においては,英米の標準的・発展的な社会調査法テクストを通読して,社会調査法の世界標準を学修させた。

将来の研究計画・研究の展望・共同研究の可能性 【 表示 / 非表示

  • 1) 2013年度より3年間の科学研究費・基盤(B)の助成を受けたので,Web-surveyやComputer-Assisted Personal Interviewingについての調査方法論的研究を,複数回の実査を含めて本格的に進めていく。2) 紛争行動調査データや社会運動データを用いて,カテゴリカルデータのコレスポンデンス分析・数量化Ⅲ類分析やネットワーク分析を行う。3) 社会統計学或いは計量分析・多変量解析の教授法についての研究を行う。

受験生等へのメッセージ 【 表示 / 非表示

  • 私たちは、しつけや教育などの「社会化socialization」を経なければ、きちんとした「社会人」になれません。その意味で「規範」や「常識」を内面化(internalization)することはとても重要です。しかし同時に、そうした規範や常識を対象化してよく考えてみることも極めて重要です。自分達の手が直接届く範囲の割合はますます小さくなり、メディアなどによる情報や疑似体験に否が応にも巻込まれざるを得ない。その中で、経験的・実証的な証拠や事実に基づいて(evidence-based)、かつ論理的・分析的に思考をする(logical, critical thinking)ということの重要性、言い換えれば,調査やデータについての感覚を鋭くする事(research literacyの修得),社会科学的方法論・認識論について考える事の意義は強調し過ぎることはありません。他方で、規範や常識、趣味嗜好・選好(preference)の社会的定式は、自分のアイデンティティと呼ばれるものを形成する要因でもあります。社会の理解と自己の理解が表裏一体であることの淋しさと面白さを共に実感することが大切です。

学歴 【 表示 / 非表示

  • 東京大学大学院, 社会学研究科, 社会学専攻, 大学院(修士課程), 1994年03月, 修了, 日本国

  • 東京大学大学院, 人文社会系研究科, 社会文化研究専攻, 大学院(博士課程), 1997年03月, 単位取得満期退学, 日本国

学位 【 表示 / 非表示

  • 学士, 1992年03月

  • 修士(社会学), 1994年03月

学内職務経歴 【 表示 / 非表示

  • 人間文化創成科学研究科 研究院【基幹部門】 人間科学系,准教授,2012年04月 - 2015年03月

  • 基幹研究院 人間科学系,准教授,2015年04月 - 2017年03月

  • 基幹研究院 人間科学系,教授,2017年04月 - 継続中

  • 人間文化創成科学研究科 教育院【博士後期課程】 人間発達科学専攻,2012年04月 - 2015年03月

  • 人間文化創成科学研究科 博士後期課程 人間発達科学専攻,2015年04月 - 継続中

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専門分野(科研費分類) 【 表示 / 非表示

 

学術著書・訳書 【 表示 / 非表示

  • 入門・社会統計学――2ステップで基礎から〔Rで〕学ぶ

    法律文化社, 2017年04月, 杉野勇, 教科書

  • 入門・社会調査法――2ステップで基礎から学ぶ〔第4版〕

    法律文化社, 2021年04月, 轟亮・杉野勇・平沢和司, 轟亮・杉野勇・平沢和司, 教科書

  • 法の経験的社会科学の確立に向けて

    定性的社会科学の新たな展開と課題――質的比較分析と過程追跡, 信山社, 2019年03月, 杉野 勇, ダニエル H フット・濱野 亮・太田 勝造(編), 研究書, 501-530

  • 入門・社会調査法――2ステップで基礎から学ぶ〔第3版〕

    法律文化社, 2017年03月, 轟亮・杉野勇, 轟亮・杉野勇, 教科書

  • 社会調査事典

    丸善, 2014年01月, 一般社団法人社会調査協会, 辞典・事典, 164-169, 218-231

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論文 【 表示 / 非表示

  • Social Movements as Networks of Meanings: Constructing a Mental Map of the 2012 Antinuclear Movement Campaign in Japan

    Economic and Social Changes: Facts, Trends, Forecast, 12巻5号(頁158 - 174), 2019年10月, NOMIYA Daishiro, SUGINO Isamu, MURASE Risa, 原著, 研究論文(学術雑誌), 共著者

  • 家族をめぐる司法化可能問題と問題のクラスター

    法政理論, 46巻4号(頁140 - 168), 2014年04月, 杉野 勇, 原著, 研究論文(大学,研究機関紀要), 単著

  • 紛争行動インターネット調査の基本集計 2

    法政理論, 2009年09月, 田巻帝子・前田智彦・杉野勇・南方暁・村山眞維, 原著, 研究論文(大学,研究機関紀要), 共著者

  • 紛争行動インターネット調査の基本集計 1

    法政理論, 2009年03月, 田巻帝子・前田智彦・杉野勇・南方暁・村山眞維, 原著, 研究論文(大学,研究機関紀要), 共著者

  • 1936年大統領選予測の実際――Literary DigestとGallup再訪――

    相関社会科学, 2006年, 杉野勇, 原著, 研究論文(学術雑誌), 単著

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その他雑誌掲載文 【 表示 / 非表示

  • 回答状況の傾向

    自由と正義(臨時増刊号), 72巻8号(頁24 - 27), 2021年07月, 杉野 勇, 原著, 単著, 査読なし, 速報,短報,研究ノート等(大学,研究機関紀要)

  • 弁護士の所得の10年間の変化

    自由と正義(臨時増刊号), 72巻8号(頁140 - 143), 2021年07月, 杉野 勇, 原著, 単著, 査読なし, 速報,短報,研究ノート等(大学,研究機関紀要)

  • 特集によせて――インターネット上での社会調査を再考する

    社会学評論, 71巻1号(頁18 - 28), 2020年06月, 杉野勇・小内透, 原著, 第一著者相当, 査読なし, 速報,短報,研究ノート等(学術雑誌)

  • [書評]金子勇著『社会分析――方法と展望

    現代社会学研究, 2010年06月, 杉野勇, 原著, 単著, 査読なし, 書評,文献紹介等

  • [書評]太郎丸博編著『フリーターとニートの社会学』

    社会政策研究, 2008年05月, 杉野勇, 原著, 単著, 査読なし, 書評,文献紹介等

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その他書籍掲載文、作品解説・解題、校閲・監修(特定課題研究報告書を含む) 【 表示 / 非表示

  • 『セクシュアル・ハラスメント等人権侵害実態調査(平成23年度 教職員用)調査結果の概要』

    2013年03月, お茶の水女子大学セクシュアル・ハラスメント等人権委員会, 単著

  • 外見に関する行動・意識と格差との関係――首都圏男女の調査報告書

    Ⅰ 4. 階層の操作的定義 Ⅳ 1. 階層の概況2009年03月, 杉野勇, 坂本佳鶴恵, 調査報告書

  • ライフコース・ライフスタイルから見た社会階層(2005年SSM調査シリーズ9)

    仕事と家庭のコンフリクトの規定因とその波及効果, 2005SSM調査研究会, 2008年03月, 杉野勇, 中井美樹・杉野勇, 科研費報告書

  • 法化社会における紛争処理と民事司法 ワーキングペーパー第2集

    Legal Problems and Their Resolution: Disputing Behaviour in Japan2008年01月, Murayama, Masayuki, Satoshi Minamikata, Ryo Hamano, Keiichi Ageishi, Ichiro Ozaki, and Isamu Sugino, 科研費報告書

  • 法化社会における紛争処理と民事司法 ワーキングペーパー第2集

    Legal Problems and Their Resolution: Disputing Behaviour in Japan2008年01月, Murayama, Masayuki, Satoshi Minamikata, Ryo Hamano, Keiichi Ageishi, Ichiro Ozaki, and Isamu Sugino, 科研費報告書

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研究発表 【 表示 / 非表示

  • ウェブ先行の逐次型複合モード調査(2)――多文化共生態度へのワーディング効果

    杉野 勇, 国内, 2021年11月, 日本社会学会第94回大会, 日本社会学会, 一般発表, 第一発表者

  • ミニシンポジウム②(現代日本社会における人々の紛争経験:超高齢社会の紛争経験と司法政策プロジェクト『紛争経験調査』の知見を踏まえて) 紛争ピラミッドの12年

    杉野 勇, 国内, 2021年05月, 日本法社会学会2021年度学術大会, 一般発表, 第一発表者

  • 複合モード・ウェブ調査による方法論的比較(3)――一般ウェブ回答者とオンラインパネル

    杉野 勇, 国内, 2020年10月, 日本社会学会第93回大会, 日本社会学会, 一般発表, 第一発表者

  • ミニシンポジウム③(弁護士のキャリアはどのように変化してきたか――弁護士キャリアの変化とその影響) 収入レベルの規定要因

    杉野 勇, 国内, 2020年08月, 日本法社会学会2020年度学術大会, 一般発表, 第一発表者

  • 項目無回答比率の属性による違い――紛争経験調査(2017)データによる分析

    杉野 勇, 国内, 2019年10月, 日本社会学会第92回大会, 東京(日本), 日本社会学会, 一般発表, 第一発表者

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外部資金等受入(教育・社会貢献の外部資金を含む) 【 表示 / 非表示

  • 新型コロナ感染症のインパクトを適切に解明する確率的オンラインパネルの開発

    基盤研究(A), 杉野 勇, 科学研究費助成事業, 日本学術振興会, 2022年度, 10,100千円

  • 社会調査の困難状況に対応するコンピュータ支援型複合モード調査法の実装

    基盤研究(A), 杉野 勇, 2020年度, 12,270千円

  • 日米若年世代の価値意識の変動を解明する計量社会学研究

    基盤研究(B), 轟 亮, 杉野 勇, 2021年度, 100千円

  • 法専門職の階層分化と弁護士イメージの変容

    基盤研究(A), 2021年度, 100千円

  • 社会調査の困難状況に対応するコンピュータ支援型複合モード調査法の実装

    基盤研究(A), 杉野 勇, 2021年度, 2,620千円

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学術団体の役員、委員等としての貢献 【 表示 / 非表示

  • 日本社会学理論学会, 理事,2020年08月 - 2022年09月, 国内

  • 日本家族社会学会, 委員,2019年09月 - 現在, 国内

  • 一般社団法人・社会調査協会, 委員,2018年10月 - 現在, 国内

  • 日本社会学会, 理事,2018年09月 - 2021年09月, 国内

  • 日本家族社会学会, 委員,2016年09月 - 2019年09月, 国内

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