小谷 眞男

KOTANI Masao

職名

教授

生年月

1963年11月

所属

基幹研究院 人間科学系

人間文化創成科学研究科 博士後期課程 人間発達科学専攻

人間文化創成科学研究科 博士前期課程 ジェンダー社会科学専攻

生活科学部 人間生活学科

国際本部 国際教育センター

主担当学科

生活科学部人間生活学科・生活社会科学講座

担当大学院(博士前期課程)

人間文化創成科学研究科ジェンダー社会科学専攻生活政策学コース

担当大学院(博士後期課程)

人間文化創成科学研究科人間発達科学専攻社会学・社会政策領域

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研究キーワード 【 表示 / 非表示

  • イタリア法文化史、リベラルアーツ法学教育論・法と文芸、トランス-サイエンス論、ろう文化・手話学、社会福祉

研究内容 【 表示 / 非表示

  • ①近現代イタリア法文化史。とくに現在は、Beccariaの時代からナポレオン法体制期・リソルジメントにかけてのイタリアにおける、いわゆる「ローマ法の危機」ないしキケロ研究と diritto nazionale としてのイタリア法の生成について研究中。②リベラルアーツ法学教育論については内外の先進事例の調査に着手した。③トランス-サイエンス論ではイタリアの震災リスク裁判事例を分析している。④手話学ではイタリアのバイリンガルろう児聴児統合教育の事例を調べている。

教育内容 【 表示 / 非表示

  • リベラルアーツ法学教育(法社会学入門、比較法文化論、法と文学、法解釈学入門、消費者法、リスク社会と法、など)、キケロ講読、トランス・サイエンス論、手話学

将来の研究計画・研究の展望・共同研究の可能性 【 表示 / 非表示

  • ローマ法ないし共和制末ローマ文化との関係を検証することによって、近現代イタリア法史への展望が大きく拓けてくるであろう。リベラルアーツ法学教育論、トランス・サイエンス論、手話学については、研究と教育との間のジグザグ運動を繰り返しながら、市民社会のための新しい法学教育の理論と実践を構築していきたい。

受験生等へのメッセージ 【 表示 / 非表示

  • 鍛えられた市民社会は、流れされない精神と、質の高い文化をつねに必要としている。大学は、本来、天の邪鬼な批判的精神と、何の役にも立ちそうもない学術を、ぶれずにバックアップし続けてくれる貴重な存在である。良質の大学を欠く社会は、結局のところ強い市民社会を維持できない。

学歴 【 表示 / 非表示

  • 東京大学, 大学院総合文化研究科, 相関社会科学専攻課程, 大学院(修士課程), 1989年03月, 修了, 日本国

学位 【 表示 / 非表示

  • 学術修士, 東京大学, 1989年03月

学内職務経歴 【 表示 / 非表示

  • 人間文化創成科学研究科 研究院【基幹部門】 人間科学系,教授,2015年01月 - 2015年03月

  • 基幹研究院 人間科学系,教授,2015年04月 - 継続中

  • 人間文化創成科学研究科 教育院【博士後期課程】 人間発達科学専攻,2012年04月 - 2015年03月

  • 人間文化創成科学研究科 博士後期課程 人間発達科学専攻,2015年04月 - 継続中

  • 人間文化創成科学研究科 教育院【博士前期課程】 ジェンダー社会科学専攻,2012年04月 - 2015年03月

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学外略歴 【 表示 / 非表示

  • 東京大学 社会科学研究所,助手,1991年04月 - 1996年03月

  • 国立ナポリ大学 "フェデリコ二世" 文学哲学部,イタリア政府給費留学生,1992年10月 - 1994年09月

  • 国立ナポリ大学 "オリエンターレ" 政治学部,外国人客員教員,2007年10月 - 2008年03月

  • 'サピエンツァ' 国立ローマ大学 東洋研究学部,外国人客員教員,2008年04月 - 2008年09月

研究分野 【 表示 / 非表示

 

学術著書・訳書 【 表示 / 非表示

  • チェーザレ・ベッカリーア『犯罪と刑罰』増補新装版

    Dei delitti e delle pene, 東京大学出版会, Mediobanca, 2024年05月, 1766年, 小谷眞男, Cesare Beccaria, 学術書

  • Introduzione al diritto giapponese

    Diritto di famiglia, Cultura giuridica, Giappichelli, 2021年03月, Jun Ashida, Giorgio Colombo, Matteo Dragoni et al., Giorgio Colombo, Giuliano Lemme, 調査報告書, 95-111, 259-273

  • 市民社会論

    ベッカリーア『犯罪と刑罰』における市民・人・名誉 ---イタリアにおける市民社会論研究のために---, おうふう, 2016年03月, 小谷 眞男, 杉田 孝夫・中村 孝文, 調査報告書, 121-148

  • 『新・世界の社会福祉:第4巻 南欧』

    「第8章 インクルーシブ教育の可能性---バイリンガルろう教育の実践例から」, 旬報社, 2019年08月, 小谷眞男, 小谷眞男・横田正顕編, 学術書, 161-180

  • Rule of Law: Cases, Strategies, and Interpretations

    Rule of Law in Japan: Cases, History, and Social Structure, Ronzani / The Italian Academy Columbia University, 2021年06月, KOTANI Masao, FAEDDA Barbara, 学術書, 121-27

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論文 【 表示 / 非表示

  • 子ども・家族・司法---日本の家庭裁判所とイタリアの未成年者裁判所を比較する---

    子ども学, 8号(頁69 - 86), 2020年05月, 小谷 眞男, 原著, 研究論文(学術雑誌), 単著

  • イタリアにおける大規模災害と公共政策---2009年アブルッツォ州震災の事例を中心に---

    海外社会保障研究, 187号(頁45 - 57), 2014年06月, 小谷 眞男, 原著, 研究論文(学術雑誌), 単著

  • 新しいリベラルアーツとしての日本手話:お茶の水女子大学における「手話学入門」導入の経験から

    手話学研究, , 2011年12月, 小谷眞男・下城史江・飯泉菜穂子, 総説, 研究論文(学術雑誌), 第一著者相当

  • COVID-19とイタリア――「医療崩壊」から第2波制御まで――

    生活社会科学研究, , 27巻(頁75 - 86), 2021年02月, 小谷眞男, 総説, 研究論文(研究会,シンポジウム資料等), 単著

  • 「防災・災害」を切り口とした分野横断型授業「生活科学概論」の試み---専門知識を実践活動につなげる---

    人文科学研究, , 12巻(頁381 - 393), 2016年03月, 難波 知子・伊藤 亜矢子・香西 みどり・小谷 眞男・須藤 紀子・元岡 展久, 総説, 研究論文(大学,研究機関等紀要), 共著者

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その他雑誌掲載文 【 表示 / 非表示

  • 過失犯

    火ゼミ通信103号, 2019年09月, 小谷 眞男, 寄書, 単著, 査読なし, その他

  • 1984年の「労使関係」

    経友204号(頁18 - 29), 2019年06月, 小谷 眞男, 寄書, 単著, 査読なし, その他

  • ボッラーテ刑務所の奇跡――イタリアの刑務所改革はいかに推進されたのか?

    ウェブサイト “Synodos: academic journalism” , 2017年04月, Lucia Castellano(小谷眞男訳), 資料, 共著者, 査読なし, 講演資料等(セミナー,チュートリアル,講習,講義他)

  • 黒須純一郎『チェーザレ・ベッカリーア研究---『犯罪と刑罰』『公共経済学』と啓蒙の実践---』(書評)

    社会思想史研究, 38巻(頁232 - 236), 2014年09月, 小谷 眞男, 原著, 単著, 査読なし, 書評論文,書評,文献紹介等

  • 小谷「書評」に対する芝氏の「反論」について---比較家族史研究の健全な発展のために---

    比較家族史研究, 28巻(頁150 - 153), 2014年03月, 小谷 眞男, 原著, 単著, 査読なし, 書評論文,書評,文献紹介等

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その他書籍掲載文、作品解説・解題、校閲・監修(特定課題研究報告書を含む) 【 表示 / 非表示

  • 厚生労働科学研究費補助金政策科学総合研究事業『社会的養護における児童の特性別標準的ケアパッケージ:被虐待児を養育する里親家庭の民間の治療支援機関の研究』

    イタリアにおける脱施設化と里親委託率の動向2012年03月, 小谷 眞男, 開原久代, 科研費報告書

  • 法過程における制度と身体の相互作用---イタリア刑事裁判史料の法人類学的解読---

    2007年05月, 小谷 眞男, 科研費報告書

  • イタリアの「国民国家」形成過程における制度と社会に関する総合的研究

    1889年統一刑法典編纂過程と国民国家形成2007年04月, 小谷 眞男, 北村暁夫, 科研費報告書

  • イタリアにおける多元的法空間の究明-刑事裁判史料の法社会史的解読-

    2005年05月, 小谷 眞男, 科研費報告書

研究発表 【 表示 / 非表示

  • 20世紀初頭ナポリ捨子裁判記録を読む

    小谷眞男, 国内, 口頭発表(招待・特別), 2023年12月, 2023年12月17日2023年12月17日, イタリア近現代史研究会月例会, 学習院大学, イタリア近現代史研究会, 一般発表, 第一発表者

  • 「お上の正義が晴らすべきはまさしくこの闇なり」---20世紀初頭ナポリの裁判事例を通して見るルォータの法社会史

    小谷眞男, 国内, 口頭発表(一般), 2022年06月, 2022年06月18日2022年06月18日, 比較家族史学会研究大会, オンライン, 比較家族史学会, 一般発表, 第一発表者

  • Tribunali per i minorenni italiani ed tribunali di famiglia giapponesi: una comparazione delle culture giuridiche italiana e giapponese in materia di bambini

    小谷 眞男, 国外, 2019年11月, , 日伊比較法研究会, 立命館大学, 日伊比較法研究会, 一般発表, 第一発表者

  • 新出生前診断に対して市民社会が危惧し、疑問に思っていることは何か

    小谷 眞男, 国内, 2019年11月, , 人類遺伝学会シンポジウム, 長崎市, 人類遺伝学会, 招待講演, 第一発表者

  • Protezione civile o incivile? --- 2009年ラクイラ震災から見えてくるイタリア社会の現在 ---

    小谷 眞男, 国内, 2017年03月, , イタリア近現代史研究会全国大会, 東京(日本), イタリア近現代史研究会, 一般発表, 第一発表者

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創作活動・製品・公演・競技・フィールドワーク等 【 表示 / 非表示

  • イタリア南部少年司法実態調査

    2019年09月, 2 weeks, その他

    小谷 眞男, Bari, Potenza, Salerno, Napoli

  • アブルッツォ州2009年地震被災地現地調査

    2014年09月, 1日, その他

    小谷 眞男, L'Aquila (Italia)

  • フランスの統合教育現場におけるフランス語・フランス手話バイリンガル教育の実地調査

    2013年09月, 1日間, その他

    小谷 眞男, フランス

  • イタリアの統合教育現場におけるイタリア語・イタリア手話バイリンガル教育の実地調査

    2012年11月, 5日間, その他

    小谷 眞男, イタリア

  • アラブの春の調査研究

    2012年04月, 10日

    小谷眞男, カイロ

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外部資金等受入(教育・社会貢献の外部資金を含む) 【 表示 / 非表示

  • イタリア刑事法思想史の古典的基礎:ベッカリーア、パガーノ、ニコリーニ

    基盤研究(C), 小谷 眞男, 2023年度, 700,000千円

  • イタリア刑事法思想史の古典的基礎:ベッカリーア、パガーノ、ニコリーニ

    基盤研究(C), 小谷 眞男, 2022年度, 900,000千円

  • イタリア刑事法思想史の古典的基礎:ベッカリーア、パガーノ、ニコリーニ

    基盤研究(C), 小谷 眞男, 2021年度, 900,000千円

  • イタリア刑事法思想史の古典的基礎:ベッカリーア、パガーノ、ニコリーニ

    基盤研究(C), 小谷 眞男, 2020年度, 800,000千円

  • 日米欧司法統計の比較歴史研究:横断的考察と縦断的考察の統合

    基盤研究(B), 2022年度, 100,000千円

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学術団体の役員、委員等としての貢献 【 表示 / 非表示

  • 比較家族史学会

    2023年04月 - 現在,委員長, 学会・研究会等, 国内

  • イタリア近現代史研究会

    2021年04月 - 2022年03月,委員, 国内

  • 比較家族史研究(比較家族史学会)

    2014年06月 - 2020年03月,委員, 09135812, 国内

  • 日伊比較法研究会

    2013年04月 - 現在,理事, 国内

  • 比較家族史学会

    2008年10月 - 現在,理事, 国内

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公開講座、講演・講習・研修会、出張講義等 【 表示 / 非表示

  • “La giornata degli italianisti” における報告:“Perché un teatro in galera?”(イタリア語)

    2013年11月, イタリア文化会館

  • 学年講演会「ベビーM事件:代理母は法律上の母か否か」

    2013年10月, 群馬県立高崎女子高校

  • 「人と社会を結ぶソーシャル・ファーム---罪を犯した人を排除しないイタリアの挑戦---」シンポジウムにおける、ミニ講演「受刑者劇団 ”La Compagnia della Fortezza” の活動」

    2013年03月, 龍谷大学矯正・保護総合センター

  • 星美学園短期大学第9回公開講演会「イタリア人にとって法とは何か---法律としての法と文化としての法---」

    2012年07月, 星美学園短期大学

  • 明晴学園研修会 イタリアのバイリンガリズム---コッサート小学校の調査から---

    2011年12月, 明晴学園(東京都品川区)

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マスコミによる報道・出演・コメント等掲載 【 表示 / 非表示

  • 『訪問看護と介護』誌「訪問看護とデザインの交差」

    2022年03月15日, 医学書院

  • きらっといきる NHK教育

    2010年04月30日

  • 家族と犯罪---近しい者の憎悪はなぜ? 読売新聞

    2006年11月20日

  • ラテンの男も家事に育児に 朝日新聞

    2003年05月09日