松島 のり子 MATSUSHIMA Noriko
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研究内容 【 表示 / 非表示 】
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戦後日本における保育実践の展開にかかわって、保育環境に着目して研究を進めています。とくに、保育の場ではどのような物が存在し、園生活や子どもの遊びに使われていたのか。それらの環境と子どもはどのようにかかわっていたのか。また、保育者は環境をつくり出すなかで、物的環境においてどのような工夫をしていたのか。これらについて歴史的に明らかにすることをめざしています。
また、これまで取り組んできた1963年の「幼稚園と保育所との関係について(通知)」の資料分析も引き続き進めています。幼稚園と保育所の関係をめぐり、国は「通知」をとおして一定の見解を示しました。その「通知」の発出後、各地域ではどのように保育施策が展開されたのか(されなかったのか)、国と各地域の動向を行き来しながら描き出していきたいと考えています。
教育内容 【 表示 / 非表示 】
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学部は文教育学部人間社会科学科子ども学コース、大学院は人間発達科学専攻保育・児童学コース/領域を担当しています。
授業では、幼児教育制度概論、幼児教育学原論、子ども学インターンシップ、保育内容指導法(環境)、幼児教育制度演習、子ども発達環境論演習、子ども環境論特論/演習、保育史論/演習など、保育・幼児教育の制度や歴史、子どもや保育の環境に関する科目を担当しています。
将来の研究計画・研究の展望・共同研究の可能性 【 表示 / 非表示 】
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戦後日本において、幼稚園や保育所をはじめとする保育(施設)は著しい地域差をともなって普及を遂げてきました。背景には、国が定める制度や国が主導する政策の影響があり、各地域における固有の事情(過去の経緯、財政事情、政策方針、幼稚園や保育所に対する認識、子ども観など)もさまざまにかかわっています。
保育・幼児教育の制度・政策は、日々営まれる保育実践にも影響しているところがあり、保育環境のありようを規定する要因にもなります。実践に深くかかわる保育環境の発展について、とくに物的環境に注目しながら、過去から現在に至るまでの経緯と実態を明らかにしていきたいと考えています。
保育・幼児教育をめぐる多様な実態とそれらの歴史的経緯について、国の制度・政策の動向も視野に入れながら、地域に着目した事例研究を重ね、保育環境や保育実践に着目した研究にも取り組んでいます。これらにより、日本における「保育」の普及とその歴史をめぐる全体像に、少しでも迫っていけたらと考えています。そして、保育・幼児教育や子どもにかかわる課題の根本を捉えるとともに、これからの「保育」や保育・幼児教育制度のあり方を考えていきたいと思っています。
学位 【 表示 / 非表示 】
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学士(人文科学), お茶の水女子大学, 2008年03月
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修士(社会科学), お茶の水女子大学大学院, 2010年03月
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博士(社会科学), お茶の水女子大学大学院, 2013年03月
外部資金等受入(教育・社会貢献の外部資金を含む) 【 表示 / 非表示 】
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1963年の通達「幼稚園と保育所との関係について」をめぐる保育制度・政策史研究
若手研究, 松島 のり子, 科学研究費助成事業 , 日本学術振興会, 2021年度, 400,000千円
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1963年の通達「幼稚園と保育所との関係について」をめぐる保育制度・政策史研究
若手研究, 松島 のり子, 科学研究費助成事業, 日本学術振興会, 2020年度, 1,000,000千円
公開講座、講演・講習・研修会、出張講義等 【 表示 / 非表示 】
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ポピンズプロフェッショナル オンラインライブ研修「保育者が課題をとらえ実践する力を高めるために」、「保育制度の変遷と現在」
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