伊村 くらら

Clara Morita-Imura

職名

准教授

所属

基幹研究院 自然科学系

主担当学科

理学部化学科

担当大学院(博士前期課程)

人間文化創成科学研究科理学専攻化学・生物化学コース

担当大学院(博士後期課程)

人間文化創成科学研究科理学専攻化学・生物化学領域

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研究キーワード 【 表示 / 非表示

  • 界面化学、ナノ結晶、界面活性剤

研究内容 【 表示 / 非表示

  • 水と油の両方になじむ界面活性剤は、その分子集合体の中に様々な物質を取り込みます。この性質は医薬品やトイレタリーなど様々な産業分野で重要なものとなっています。当研究室では界面活性剤の「ゲル」に着目した新しい物質の包接抽出に取り組んでいます。新時代の高機能触媒として期待される貴金属ナノ結晶や、有機色素分子といった機能性化合物など、多様な物質をゲルの中へ取り込み可逆的に放出できることを報告しています。高価で希少な資源の循環利用のほか、分子識別的な抽出への応用を目指しています。

教育内容 【 表示 / 非表示

  • 学部科目:
    「基礎化学B」、「分子から見た色と香り」、「無機化学I」
    「基本化学実験I」、「基本化学実験II」、「専門化学実験V」など
    大学院科目:
    「界面化学特論」「ナノ材料化学特論」「界面化学演習」など

学歴 【 表示 / 非表示

  • 東京理科大学, 工学部第一部, 工業化学科, 大学, 卒業, 日本国

  • 東京理科大学, 工学研究科, 工業化学専攻, 大学院(修士課程), 修了, 日本国

  • 東京理科大学, 総合化学研究科, 総合化学専攻, 大学院(博士課程), 修了, 日本国

学位 【 表示 / 非表示

  • 博士(工学), 東京理科大学

学内職務経歴 【 表示 / 非表示

  • 基幹研究院 自然科学系,講師,2017年03月 - 2022年03月

  • 基幹研究院 自然科学系,准教授,2022年04月 - 継続中

学外略歴 【 表示 / 非表示

  • 日本学術振興会 特別研究員(DC2),2011年04月 - 2012年03月

  • 日本学術振興会 特別研究員(PD),2012年04月 - 2013年03月

  • 中央大学 理工学部応用化学科,助教,2013年04月 - 2017年02月

研究分野 【 表示 / 非表示

 

学術著書・訳書 【 表示 / 非表示

  • 低分子ゲルの開発と応用

    低分子ゲル化剤との融合によるエマルションゲル, シーエムシー出版, 2016年05月, 伊村くらら、河合武司, 鈴木 正浩, 調査報告書, 89-96

  • ゲルの安定化と 機能性付与・次世代への応用開発

    ゲル化温度を自在に変えられる感温性エマルションの開発, 技術情報協会, 2013年12月, 伊村くらら、河合武司, 調査報告書, 145-149

論文 【 表示 / 非表示

  • 形状制御した金ナノ結晶の調製と触媒作用

    触媒, , 66巻1号(頁40 - 45), 2024年01月, 伊村芳郎, 伊村くらら, 河合武司, 総説, 研究論文(学術雑誌), 共著者

  • Nanoarchitectonics and Catalytic Performance of Au-Pd Nanoflowers Supported on Fe2O3

    Journal of Oleo Science, , 72巻11号(頁1055 - 1061), 2023年11月, Yoshiro Imura, Masami Tanaka, Asuka Kasuga, Ryota Akiyama, Daisuke Ogawa, Hirokazu Sugimori, Clara Morita-Imura, Takeshi Kawai, 原著, 研究論文(学術雑誌), 共著者

  • Preparing Alumina-Supported Gold Nanowires for Alcohol Oxidation

    ACS Omega, , 6巻24号(頁16043 - 16048), 2021年06月, Yoshiro Imura, Motoki Maniwa, Kazuki Iida, Haruna Saito, Clara Morita-Imura, Takeshi Kawai, 原著, 研究論文(学術雑誌), 共著者

  • Preparation and Catalytic Performance of Highly Stable Silica-Coated Gold Nanorods Supported on Alumina

    Bulletin of the Chemical Society of Japan, , 94巻6号(頁1685 - 1689), 2021年04月, Yoshiro Imura, Kunihiro Fukuda, Haruna Saito, Motoki Maniwa, Yusuke Kurihara, Clara Morita-Imura, Takeshi Kawai, 原著, 研究論文(学術雑誌), 共著者

  • 水環境系におけるナノ物質抽出分離をもたらす刺激応答性界面活性剤ゲルの有効性

    オレオサイエンス, , 20巻9号(頁431 - 437), 2020年09月, 伊村くらら, 総説, 研究論文(学術雑誌), 単著

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その他雑誌掲載文 【 表示 / 非表示

  • 界面活性剤-貴金属ナノ結晶複合体の形成による機能発現

    Colloid & Interface Communication, 44巻1号(頁19 - 22), 2019年03月, 伊村 くらら, 総説, 単著, 査読なし, 記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)

  • 外部刺激応答性の界面活性剤を基軸とした貴金属ナノ結晶の制御

    オレオサイエンス, 17巻10号(頁46 - 48), 2017年10月, 伊村くらら, 総説, 単著, 査読なし, 記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)

研究活動に対する受賞 【 表示 / 非表示

  • 第12回日本油化学会女性科学者奨励賞

    日本油化学会, 伊村 くらら, 2021年04月, 国内

  • マツダ研究助成奨励賞

    公益財団法人マツダ財団, 伊村くらら, 界面活性剤の選択的被覆を基軸とした元素精製を指向するナノ結晶抽出法の開発, 2018年12月, 国内

  • 日本油化学会 第13回ヤングフェロー賞

    日本油化学会, 伊村 くらら, 両親媒性化合物のネットワークゲル構造を利用した貴金属ナノ結晶の捕集と相間移動, 2016年09月, 国内

  • 第9回資生堂女性研究者サイエンスグラント

    資生堂, 伊村 くらら, 金ナノ結晶の再生を指向した、界面活性剤分子機能にもとづく異方形態チューニング手法の確立, 2016年06月, 国内

  • 2010年度色材研究発表会 最優秀ポスター賞

    2010年11月, 国内

外部資金等受入(教育・社会貢献の外部資金を含む) 【 表示 / 非表示

  • 異方形態ナノ結晶の抽出と再利用を指向した機能性界面活性剤ゲルの集積空間制御

    基盤研究(C), 伊村 くらら, 2022年度, 900,000千円

  • 異方形態ナノ結晶の抽出と再利用を指向した機能性界面活性剤ゲルの集積空間制御

    基盤研究(C), 伊村 くらら, 2021年度, 1,900,000千円

  • アミド基とヒドロキシ基を有する化合物による乳化に関する研究

    伊村 くらら, 株式会社高級アルコール工業, 2021年度

  • 界面活性剤の識別吸着による金属ナノ結晶のゼロエミッション型元素精製

    若手研究, 2020年度, 600,000千円

  • アミド基とヒドロキシ基を有する化合物による乳化に関する研究

    伊村 くらら, 株式会社高級アルコール工業, 2020年度

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