飯田 薫子 IIDA Kaoruko
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研究内容 【 表示 / 非表示 】
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肥満、糖尿病、高脂血症、メタボリック症候群、サルコペニアなどは典型的な生活習慣病であり、その発病と進行には食生活・身体活動などの因子が密接に関与しています。
本研究室では、生活習慣病を中心とした様々な疾病の病態に着目し、分子生物学的手法から臨床疫学的手法にいたるまで幅広い研究手法を用いて、その予防・治療開発について食生活・身体活動などの観点から研究に取り組んでいます。
また身体活動と関連して運動やスポーツにも注目し、運動時の様々な生体内での変化についても併せて研究を行っています。
教育内容 【 表示 / 非表示 】
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2023年度担当授業;解剖生理学I/II、解剖生理学実験、臨床医学総論・各論I、食物栄養学輪講、食品栄養科学研究法、生活習慣病医学・疫学
主に医学、医療系の講義と実習を担当している。「解剖生理学」では、人体の構造や生理機能を判りやすく説明し、「臨床医学総論・各論」では疾患に関する理解を深めることができるように配慮している。「解剖生理学実験」では、マウスの解剖や、実際に病院で使用される医療機器を活用した医療検査などを体験させ、解剖や生理学の理解を深められるように工夫している。大学院の講義では生活習慣病についての講義を幅広く行なっている。
将来の研究計画・研究の展望・共同研究の可能性 【 表示 / 非表示 】
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生活習慣病研究を志す院生志望者が増えており、研究内容を拡大して、複数のプロジェクトを推進している。
具体的には、糖や脂質代謝に関わる転写因子の研究、生活習慣病の発症や進展予防につながる食品成分の研究、運動時の骨格筋エネルギー代謝に関する研究、低栄養時の各臓器における適応変化についての研究などを行っており、その研究手法として、実験室における分子生物学的研究と、情報データベースを活用した解析研究の両面からのアプローチを行っている。
食事・運動を含む、生活習慣病(糖尿病、メタボリックシンドローム、動脈硬化、サルコペニアなど)の予防・治療に関わる研究に関して、大学・企業を問わず、共同研究、専門医の見地からのアドバイス、講演が可能である。
受験生等へのメッセージ 【 表示 / 非表示 】
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近年社会問題となっている様々な生活習慣病には、栄養や運動といった生活因子が深く関与しています。その関連性を深く理解し、広い知識を身につけ、これらの疾病に立ち向かえるような研究を勧めて行くことが我々の目指すところです。
興味がある方は、いつでもご連絡下さい。
学内職務経歴 【 表示 / 非表示 】
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人間文化創成科学研究科 研究院【基幹部門】 自然・応用科学系,准教授,2012年04月 - 2015年03月
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人間文化創成科学研究科 教育院【博士前期課程】 ライフサイエンス専攻,2012年04月 - 2015年03月
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人間文化創成科学研究科 教育院【博士後期課程】 ライフサイエンス専攻,2012年04月 - 2015年03月
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センター本部 研究推進部【教育研究部門】 生活環境教育研究センター,2012年04月 - 2017年03月
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生活科学部 食物栄養学科,2012年04月 - 継続中
研究分野 【 表示 / 非表示 】
担当科目 【 表示 / 非表示 】
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2024年度
学術著書・訳書 【 表示 / 非表示 】
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健康・栄養科学シリーズ 応用栄養学
成人期, 南江堂, 2020年03月, 飯田薫子, 渡邊令子・伊藤節子・瀧本秀美, 教科書・概説・概論, 187-216
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新体系看護学全書 栄養生化学
エネルギーの栄養生化学, メヂカルフレンド社, 2019年11月, 島野仁、飯田薫子, 脊山 洋右・島野 仁・松島 照彦, 教科書・概説・概論, 117-133
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新体系看護学全書 栄養生化学
成長・生活と栄養, メヂカルフレンド社, 2019年11月, 川上康、飯田薫子, 脊山 洋右・島野 仁・松島 照彦, 教科書・概説・概論, 199-209
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新体系看護学全書 栄養生化学
ミネラルの栄養生化学, メヂカルフレンド社, 2019年11月, 川上康、飯田薫子, 脊山 洋右・島野 仁・松島 照彦, 教科書・概説・概論, 153-158
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新体系看護学全書 栄養生化学
ビタミンの栄養生化学, メヂカルフレンド社, 2019年11月, 川上康、飯田薫子, 脊山 洋右・島野 仁・松島 照彦, 教科書・概説・概論, 143-152
論文 【 表示 / 非表示 】
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Palmitic Acid Inhibits Myogenic Activity and Expression of Myosin Heavy Chain MHC IIb in Muscle Cells through Phosphorylation-Dependent MyoD Inactivation.
International Journal of Molecular Sciences, , 24巻6号(頁5847 - ), 2023年03月, Matsuba M, Fujita R, Iida K., 原著, 研究論文(学術雑誌), 第一著者相当
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Citrate Synthase Insufficiency Leads to Specific Metabolic Adaptations in the Heart and Skeletal Muscles Upon Low-Carbohydrate Diet Feeding in Mice
Frontiers in Nutririon, , 9巻(頁925908 - ), 2022年07月, Sumi K, Hatanaka Y, Takahashi R, Wada N, Ono C, Sakamoto Y, Sone H, Iida K, 原著, 研究論文(学術雑誌), 第一著者相当
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脂質代謝制御を介した大豆イソフラボンによるサルコペニア肥満改善
大豆たん白質研究, 不二たん白質研究振興財団, 24巻(頁59 - 66), 2022年07月, 飯田薫子、松本萌, 原著, 研究論文(学術雑誌), 第一著者相当
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Isonitrogenous low-carbohydrate diet elicits specific changes in metabolic gene expression in the skeletal muscle of exercise-trained mice
Plos One, , 17巻1号(頁e0262875 - ), 2022年01月, Saito H, Wada N, Iida K., 原著, 研究論文(学術雑誌), 第一著者相当
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Association of Hours of Paid Work with Dietary Intake and Quality in Japanese Married Women: A Cross-Sectional Study
Nutrients, , 13巻9号(頁3005 - ), 2021年08月, Oono F, Matsuura N, Saito A, Fujiwara A, Takahashi O, Sasaki S, Iida K., 原著, 研究論文(学術雑誌), 第一著者相当
その他雑誌掲載文 【 表示 / 非表示 】
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ポリフェノールと肥満
医学と薬学, 76巻(頁1611 - 1617), 2019年11月, 飯田薫子, 総説, 単著, 査読なし, 記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)
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サルコペニアとフレイル. 診断と治療
病体生理, 53巻(頁2 - 10), 2019年11月, 飯田薫子, 総説, 単著, 査読なし, 記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)
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機能性脂肪酸入門(書評)
日本栄養•食糧学会誌 , 68巻4号(頁165), 2017年10月, 飯田 薫子, 寄書, 単著, 査読なし, 書評論文,書評,文献紹介等
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砂糖代替甘味料
機能性食品と薬理栄養, 9巻3号(頁106 - 108), 2015年10月, 坂本友里、 飯田薫子, 総説, 共著者, 査読なし, 記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)
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栄養化学イラストレイテッド(書評)
日本栄養•食糧学会誌 , 68巻2号(頁84), 2015年04月, 飯田 薫子, 寄書, 単著, 査読なし, 書評論文,書評,文献紹介等
その他書籍掲載文、作品解説・解題、校閲・監修(特定課題研究報告書を含む) 【 表示 / 非表示 】
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ビジネス教養 栄養学
新星出版社, 2023年10月, その他, 単著
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レビューブック管理栄養士2023-24
栄養障害と代謝疾患, メディックメディア, (頁223 - 257), 2023年04月, 医療情報科学研究所, 教材, 共著
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栄養士・管理栄養士のためのなぜ?どうして?第3版 ④人体の構造と機能/臨床栄養学
高尿酸血症と痛風・先天性代謝異常・肥満症, メディックメディア, (頁204 - 300), 2022年10月, 飯田 薫子, 医療情報科学研究所, 教材
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レビューブック管理栄養士2023
栄養障害と代謝疾患, メディックメディア, (頁223 - 257), 2022年06月, 飯田 薫子, 医療情報科学研究所, 教材
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栄養士・管理栄養士のためのなぜ?どうして?第4版① 基礎栄養学
エネルギーと糖質代謝/脂質の代謝, メディックメディア, (頁50 - 150), 2021年08月, 飯田 薫子, 教材
研究発表 【 表示 / 非表示 】
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ChrysinのAhR活性化抑制効果に着目した腎障害制御効果の検討
竹村 唯, 渡邉 文乃, 小野 千尋, 飯田 薫子, 国内, 口頭発表(一般), 2023年05月, , 第77回日本栄養・食糧学会大会, 一般発表, 共著者
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心不全モデルマウスの心および骨格筋組織におけるエネルギー代謝変化の検討
渡邉 文乃, 小野 千尋, 高橋 玲奈, 飯田 薫子, 国内, 2023年05月, , 第77回日本栄養・食糧学会大会, 一般発表, 共著者
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食事と疾患に関する日本語のウェブサイトの情報の質の評価
緒方 理沙, 大野 富美, 村上 健太郎, 飯田 薫子, 国内, 2023年05月, , 第77回日本栄養・食糧学会大会, 一般発表, 共著者
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糖尿病と食事に関する日本語のウェブサイトの情報の質の評価
緒方理沙, 大野富美, 村上健太郎, 飯田薫子, 国内, 2023年01月, , 第26回日本病態栄養学会年次学術集会, 京都, 一般発表, 共著者
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The dietary isoflavone daidzein regulates the expression of pro-inflammatory and antioxidative genes in hepatocyte and macrophage co-culture
Wakana Nishimura, Kana Mizushima, Kaoruko Iida, 国外, 2022年12月, , 22nd IUNS-ICN International Congress of Nutrition, 一般発表, 共著者
外部資金等受入(教育・社会貢献の外部資金を含む) 【 表示 / 非表示 】
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筋内脂質に着目したサルコペニア発症機構の解明と新たな栄養食事療法の創出
基盤研究(B), 2022年度, 4,100,000千円
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ポリフェノールのAhR拮抗作用を応用した尿毒性サルコペニア食事療法の開発
挑戦的研究(開拓・萌芽), 2022年度, 1,500,000千円
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ポリフェノールのAhR拮抗作用を応用した尿毒性サルコペニア食事療法の開発
挑戦的研究(開拓・萌芽), 2021年度, 1,700,000千円
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筋内脂質に着目したサルコペニア発症機構の解明と新たな栄養食事療法の創出
基盤研究(B), 2021年度, 3,600,000千円
公開講座、講演・講習・研修会、出張講義等 【 表示 / 非表示 】
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食と健康-病気に効く食べ物とは-
2021年08月, 株式会社ナガセ
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機能性食品因子による生体制御と代謝疾患への応用
2020年05月, 第2回奈良県立医科大学V-iCliniXセミナー
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サルコペニアとフレイル-基礎と臨床
2018年12月, 一般財団法人 医療技術者研修会
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食と生活習慣病
2017年03月, 株式会社サントリー
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食品はどの程度、糖尿病を予防できるのか?
2015年09月, NPO法人日本健康食品評価認証機構
マスコミによる報道・出演・コメント等掲載 【 表示 / 非表示 】
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E-ne!-good for you-
2020年12月14日, FM横浜
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新・情報7days ニュースキャスター
2016年08月06日, TBSテレビ
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News 23
2016年05月17日, TBSテレビ
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生活習慣病のドミノストーリー/Tarzan
2014年08月01日, マガジンハウス