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古川 はづき Hazuki Kawano-Furukawa
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研究内容 【 表示 ／ 非表示 】
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中性子散乱法を用いて強相関電子系の研究を行っている。研究対象として近年取り上げた物質は、重い電子系超伝導CeCoIn5、スキルミオン物質MnSi、異方性超伝導Sr2RuO4、強磁性超伝導RENi2B2C(RE=Er and Tb)、トポロジカル超伝導候補PdBi2、空間反転対称性の破れた超伝導LaNiC2、スピン流増強系MnO/NiO、メモリー効果を示すスピングラス系NixMn1-xTiO3とそれらの関連物質である。
(1)CeMIn5 (M=Co, Rh,Ir) 異常超伝導状態について
重い電子系超伝導体CeCoIn5は強いパウリ常磁性効果により特異な超伝導混合状態（FFLO状態）を実現すると予言されている。古川研では、FFLO状態の実証実験、および、磁性と超伝導の関連性について検証している。
(2)Sr2RuO4の超伝導体対称性の検証
Sr2RuO4はp波超伝導であると言われている。しかし、p波超伝導の発現に寄与することが期待される強磁揺らぎについてはその存在が明確でなく、逆に、大きな反強磁性揺らぎを示す。古川研では、この系超伝導発現機構、超伝導対称性の確定とその特性に関する研究を行っている。
教育内容 【 表示 ／ 非表示 】
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（学部）凝縮系物理学、物性物理学序論、物理学基礎実験
（大学院）強相関物理、強相関物理演習
（卒業研究・修士研究指導）研究室所属の学生各自に１つずつ研究テーマを与え個別の研究指導を行っている。これまでの研究課題は研究室のHPに記載している。各人、担当した研究テーマの試料を作成し、X線構造解析、電気抵抗、磁化測定、中性子散乱等を用いて物性研究を行う。研究の目的の熟知と最適な実験・解析法の議論に徹する時間が長いが、その中で「新しい問題への解決法を、自分の手で、いかにうまく切り開くか」といった研究のおもしろさを伝える様心がけている。
将来の研究計画・研究の展望・共同研究の可能性 【 表示 ／ 非表示 】
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主に、超伝導現象と磁性の関わりについて精力的に研究を行っています。現在の研究テーマは、「重い電子系超伝導体CeCoIn5における磁性と超伝導の関係」と「空間反転対称性の破れた超伝導体のヘリカル磁束相の存在実証」です。後者は、２０年近く前に理論的に予言された現象で、これまでに現実の系で実現していることが確認されていない問題です。この現象を実験で実証するのは非常に難しく、チャレンジングです。でも、誰もみたことのない世界を一番最初に見た人になりたい！と、これまでに培った様々な経験と知識を生かし、可能な限りの集中力で実験の準備を進めています。
中性子散乱について、ある程度は助言することが可能です。ご興味ある方は連絡ください。
受験生等へのメッセージ 【 表示 ／ 非表示 】
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将来に渡って豊かな心を持ち続けながら自分自身の能力を活かして活躍できる場を見つけるために、大学生活を充実したものにすることはとても大切なことです。自分が心落ち着いて興味を持てるものを探すことができる場所、そして、その興味を延ばすことができる場所を見つけましょう。一番、大切なことは、ポジティブ思考をもち自らの意思で歩み続ける事だと思います。前を見ましょう！応援します！
学歴 【 表示 ／ 非表示 】
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お茶の水女子大学, 理学部, 物理学科, 大学, 卒業, 日本国
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お茶の水女子大学, 理学研究科, 物理学専攻, 大学院（修士課程）, 修了, 日本国
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東京大学, 理学系研究科, 物理学専攻, 大学院（博士課程）, 修了, 日本国
学内職務経歴 【 表示 ／ 非表示 】
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人間文化創成科学研究科 研究院【基幹部門】 自然・応用科学系，教授，2012年04月 - 2015年03月
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基幹研究院 自然科学系，教授，2015年04月 - 継続中
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人間文化創成科学研究科 教育院【博士後期課程】 理学専攻，2012年04月 - 2015年03月
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人間文化創成科学研究科 博士後期課程 理学専攻，教授，2015年04月 - 継続中
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人間文化創成科学研究科 教育院【博士前期課程】 理学専攻，2012年04月 - 2015年03月
論文 【 表示 ／ 非表示 】
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Author Correction: Asymmetric slow dynamics of the skyrmion lattice in MnSi
Nature Physics, Springer Nature, 19巻10号(頁1516), 2023年10月, Soda, M., Forgan, E.M., Blackburn, E. et al. , 原著, 研究論文（学術雑誌）, 共著者
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Probing superconducting order in overdoped CaxY1-xBa2Cu3O7 by neutron diffraction measurements of the vortex lattice
Physical Review B, American Physical Society, 108巻14号(頁144511 - 144511-10), 2023年10月, AS Cameron, E Campillo, A Alshemi, M Bartkowiak, L Shen, H Kawano-Furukawa, AT Holmes, O Prokhnenko, A Gazizulina, JS White, R Cubitt, N-J Steinke, CD Dewhurst, A Erb, EM Forgan, E Blackburn, 原著, 研究論文（学術雑誌）, 共著者
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Asymmetric slow dynamics of the skyrmion lattice in MnSi
Nature Physics, Springer Nature, 19巻(頁1476 - 1481), 2023年07月, Soda, M., Forgan, E.M., Blackburn, E. et al. , 原著, 研究論文（学術雑誌）, 共著者
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Memory Effects in the Ising Spin Glass System Fe0.5Mn0.5TiO3
Proceedings of the 29th International Conference on Low Temperature Physics (LT29), (頁11123 - ), 2023年05月, Airi Furukawa, Hiroko Aruga Katori, Hazuki Kawano-Furukawa, 原著, 研究論文（国際会議プロシーディングス）, 共著者
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Field Dependence of Superfluid Density in β-PdBi2
Journal of the Physical Society of Japan, The Physical Society of Japan, 90巻10号(頁104710 - ), 2021年10月, Minoru Soda, Nao Kagamida, Sebastian Mühlbauer, Edward M Forgan, Emma Campillo, Markus Kriener, Hideki Yoshizawa, Hazuki Kawano-Furukawa, 原著, 研究論文（学術雑誌）, 共著者
研究発表 【 表示 ／ 非表示 】
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Neutron diffraction/scattering measurements on featured superconducting systems
Hazuki Furukawa, 国外, 口頭発表（招待・特別）, 2022年08月, 2022年08月21日2022年08月25日, International Conference on Neutron Scattering, Buenos Aires, Argentina, 招待講演, 第一発表者
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Neutron diffraction/scattering measurements on featured superconducting systems
H. Kawano-Furukawa, 国外, 2022年08月, , The International Conference on Neutron Scattering, Buenos Aires, Argentina, 招待講演, 第一発表者
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Vortex Lattice Anisotropy and Pauli Limiting in KFe2As2
SJ. Kuhn, MR. Eskildsen, H Kawano-Furukawa, M. Ono, EM. Forgan, E. Jellyman, R. Riyat, CH. Lee, K. Kihou, J. Gavilano, 国外, 2015年03月, , APS March Meeting 2015, San Antonio, Texas, APS, 一般発表, 共著者
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中性子小角散乱実験によるCeCoIn5の磁束格子構造の印加磁場方向依存性と磁場侵入長の異方性
菊池 博子・P. Das・河村 聖子・A. S. Camron・E. M. Forgan・M. R. Eskildsen・B. Lake・A. Wiedenmann・K. Kiefer・宍戸 寛明・以下2名・古川 はづき, 国内, 2013年03月, , 日本物理学会 第68回年次大会, 広島大学 東広島キャンパス, 日本物理学会, 一般発表, 共著者
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中性子非弾性散乱実験による鉄系超伝導体K0.8Fe1.6Se2のスピン共鳴ピークの観測
石井梨恵子・古川はづき・J. Lim・L. Lemberger・E. Blackburn・E. M. Forgan・竹屋浩幸, 国内, 2013年03月, , 日本物理学会 第68回年次大会, 広島大学 東広島キャンパス, 日本物理学会, 一般発表, 共著者
外部資金等受入（教育・社会貢献の外部資金を含む） 【 表示 ／ 非表示 】
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偏極中性子小角散乱によるSr2RuO4のスピン帯磁率の精密測定と超伝導対称性決定
基盤研究（Ｃ）, 2022年度, 700千円
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偏極中性子小角散乱によるSr2RuO4のスピン帯磁率の精密測定と超伝導対称性決定
基盤研究（Ｃ）, 2021年度, 1,200千円
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偏極中性子小角散乱によるSr2RuO4のスピン帯磁率の精密測定と超伝導対称性決定
基盤研究（Ｃ）, 2020年度, 1,200千円
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ヘリカル磁束状態の観測のための空間反転対称性の破れた超伝導体の単結晶作成技術の確立
古川 はづき, 平成24年度（第34回）研究助成, 公益財団法人 日本板硝子材料工学助成会, 2012年度, 110千円
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中性子小角散乱法による磁束状態の観測を通じた新規超伝導体の対称性決定
古川 はづき, 第41回（平成22年度）三菱財団自然科学研究助成, 公益財団法人 三菱財団, 2012年度
公開講座、講演・講習・研修会、出張講義等 【 表示 ／ 非表示 】
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Symposium for Young Researchers
2023年11月, 都立戸山高校, 都立戸山高校
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女子高校生のための「科学・技術者への招待セミナー」（藤島高校）
2014年07月, 公益財団法人ふくい女性財団
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Career Cafe 2009 「“9時－5時業務でも世界的水準の研究業績を！”に必要なもの(子育て中女性研究者編) －研究に対する想い、子どもに対する想い、そして…職場の理解と支援－」
2009年08月, 神戸大学 男女共同参画推進室
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女子高校生の為の先端物理研究体験講座
2006年12月, お茶の水女子大学／物理学科
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出向授業
2006年11月, 千葉県立千葉高校
マスコミによる報道・出演・コメント等掲載 【 表示 ／ 非表示 】
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編集後記・日本物理学会誌
2013年04月05日, 一般社団法人 日本物理学会
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「仕事を楽しむ、自分を楽しむ49」 9時～5時勤務でも世界水準の研究を！ 子育てと物理学の楽しい両立 女性向け月刊誌 Oggi 3月号
2008年02月01日
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「女子高校生夏の学校」シンポジウム＋女性研究者応援に関する記事中、”悩める子育て教授”として紹介 読売新聞
2005年09月06日
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公開シンポジウム「女子高校生夏の学校～科学・技術者のたまごたちへ～」 日本経済新聞
2005年08月31日
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科学新聞
2003年08月08日