鈴木 禎宏

SUZUKI Sadahiro

職名

教授

所属

基幹研究院 人文科学系

人間文化創成科学研究科 博士後期課程 比較社会文化学専攻

人間文化創成科学研究科 博士前期課程 比較社会文化学専攻

生活科学部 人間生活学科

主担当学科

生活科学部人間生活学科・生活文化学講座

担当大学院(博士前期課程)

人間文化創成科学研究科比較社会文化学専攻生活文化学コース

担当大学院(博士後期課程)

人間文化創成科学研究科比較社会文化学専攻表象芸術論領域

URL

写真a

研究キーワード 【 表示 / 非表示

  • 近代イギリス工芸史、近代日本工芸史、近代茶道史

研究内容 【 表示 / 非表示

  • 専門分野:
    比較日本文化論/比較文学比較文化、生活造形論

    主な研究課題:
    1 二〇世紀イギリスの工芸(Studio Potteryを中心に)
    2 近現代日本の工芸(民芸運動ほか)
    3 その他日本とヨーロッパを軸とする比較文化論(例えば、昭和初期の日本における「世界」観など)

教育内容 【 表示 / 非表示

  • 主な担当授業科目
    (学 部)比較生活文化論、比較文化論演習、比較生活文化史I、 生活造形論ほか
    (大学院)比較文化論、比較文化特論、生活造形特論、生活芸術論演習
     学部4年間を通じ、「自分で問題をみつけ、その問題に自分で答えをみつけることのできる人材」の育成を目指しております。
     この目的のためには、(1)基礎技能を高めていくことと、(2)専門性を高めていくことと いう、二つの事柄が重要です。すなわち、(1)語学などの基礎学力、問題設定能力、情報収集能力、分析・思考能力、発表能力などを高めていくことと、(2)比較文化論という方法論を身につけ、 異文化理解能力と異文化への発信能力を高めることです。
     こうした観点から各学年の授業を組み立て、学部4年間で一通りの能力が身に付くように努力しております。

将来の研究計画・研究の展望・共同研究の可能性 【 表示 / 非表示

  • 生活造形論の理論化。
    いわゆる「情報技術革命」が文化のあり方に及ぼす影響の分析。

    平成26-28年度 科学研究費補助金 萌芽研究「「手応え」に関する越域的学際研究の試み:対抗産業革命から対抗ITC革命に向けて」研究代表者

受験生等へのメッセージ 【 表示 / 非表示

  •  日本語の「ハンカチ」と英語の"handkerchief"は似て非なるものですが、その違いをみなさんは御存知でしょうか。
    「ハンカチ」とは「小型・方形の手ふき布」(『広辞苑』)であるのに対し、 "handkerchief"は"a small piece of material or paper that you use for blowing your nose, etc."(鼻をかむさいなどに用いる、一切れのものまたは 紙)(Oxford 英英辞典)です。「ハンカチ」も"handkerchief"も一切れの布であることにかわりはありませんが、それらが現実の生活において果たす役割は、文化によって異なることになります。
     このような生活造形などを手がかりとして、文化の接触と変容の 問題等に取り組んでおります。こうした問題を考える際には、(1)「異文化」を「自文化」に対して説明すること、 および(2)「自文化」を「異文化」に対して説明すること、の2点を常に意識することになります。
     文化と文化の接触の現場に興味があり、外国語の習得に意欲のある方を、歓迎いたします。

学歴 【 表示 / 非表示

  • 東京大学, 教養学部, 教養学科, 大学, 1994年03月, 卒業, 日本国

  • 東京大学大学院, 総合文化研究科, 比較文学比較文化専攻, 大学院(修士課程), 1996年03月, 修了, 日本国

  • 東京大学大学院, 総合文化研究科, 超域文化科学専攻, 大学院(博士課程), 1999年03月, 単位取得満期退学, 日本国

  • 東京大学大学院, 総合文化研究科, 大学院(博士課程), 2002年10月, その他, 日本国

学位 【 表示 / 非表示

  • 学士(教養), 東京大学, 1994年03月

  • 修士号(学術), 東京大学大学院, 1996年03月

  • 博士号(学術), 東京大学大学院, 2002年10月

学内職務経歴 【 表示 / 非表示

  • 基幹研究院 人文科学系,教授,2021年04月 - 継続中

  • 人間文化創成科学研究科 博士後期課程 比較社会文化学専攻,教授,2021年04月 - 継続中

  • 人間文化創成科学研究科 博士前期課程 比較社会文化学専攻,教授,2021年04月 - 継続中

  • 生活科学部 人間生活学科,教授,2021年04月 - 継続中

研究分野 【 表示 / 非表示

 

学術著書・訳書 【 表示 / 非表示

  • Arte Contemporanea E-L

    Leach, Bernard Howell, Instituto della Enciclopedia Italiana, 2021年07月, SUZUKI Sadahiro, BRAY Massimo, 事典・辞書, 680

  • Bernard Leach: Discovered Archives

    Bernard Leach's Stay in Japan 1934-5: His Involvement in the Mingei Movement, Bernard Leach: Discovered Archives, Crafts Study Centre, University for the Creative Arts, Crafts Study Centre, University for the Creative Arts, 2020年12月, 2020年, SUZUKI Sadahiro , OLDING Simon, OLDING Simon, 調査報告書, 147-214.

  • 『欧州航路の文化誌 寄港地を読み解く』

    青弓社, 2017年01月, 橋本順光・鈴木禎宏, 学術書, 53-77, 219-224

  • 『イギリス文化事典』

    「バーナード・リーチ 『東』と『西』をむすぶ巡礼者」, 丸善出版, 2014年11月, 鈴木 禎宏, イギリス文化事典編集委員会(編), 事典・辞書, 580-581

  • 『芸術と福祉:アーティストとしての人間』

    「バーナード・リーチとダーティントン・ホール:『中量生産』をめぐって」, 大阪大学出版会, 2009年06月, 鈴木禎宏, 藤田治彦, 学術書, 143-172

全件表示 >>

論文 【 表示 / 非表示

  • バーナード・リーチ初期作品の研究:京都国立近代美術館所蔵《素焼着彩人形》について

    京都国立近代美術研研究論集 Cross Sections, 京都国立近代美術館, 11巻(頁54 - 71), 2024年03月, 鈴木 禎宏, 原著, 研究論文(学術雑誌), 単著

  • 国立西洋美術館所蔵《陶板:水差し》《陶板:登窯》について:作者をめぐる考察

    国立西洋美術館研究紀要, 国立西洋美術館28号(頁41 - 50), 2024年03月, 鈴木 禎宏, 原著, 研究論文(学術雑誌), 単著

  • 「大原美術館における白樺美術館所蔵品について バーナード・リーチ旧蔵オーガスタス・ジョン≪女の肖像(ドレリア)≫とヘンリー・ラム≪浜辺の女達≫、≪浴み≫を中心に」

    『大原美術館紀要』, 3号(頁53 - 133), 2009年12月, 鈴木禎宏, 原著, 研究論文(大学,研究機関等紀要), 単著

  • Bernard Leach: some unpublished etchings

    Transactions / English Ceramic Circle, , 31巻(頁283 - 289), 2021年04月, OLDING Simon, SUZUKI Sadahiro, 原著, 研究論文(学術雑誌), 共著者

  • 「凝視という作法の成立:雑誌『白樺』同人の美術鑑賞を中心に」

    文化資源学, 17号(頁11 - 17), 2019年06月, 鈴木 禎宏, 原著, 研究論文(学術雑誌), 単著

全件表示 >>

その他雑誌掲載文 【 表示 / 非表示

  • バーナード・リーチと民藝運動 生活造形による心の環境保護

    季刊民族学, 47巻1号(頁52 - 55), 2023年01月, 鈴木 禎宏, 原著, 単著, 査読なし, 記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)

  • 「柳宗悦と富本憲吉 出会いから日本民藝館開館まで」

    民藝829号(頁21 - 25), 2022年01月, 鈴木 禎宏, 原著, 単著, 査読なし, 記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)

  • 「美術館での写真撮影をめぐって」

    須田記念 視覚の現場祝賀復刊記念号(頁53 - 55), 2019年07月, 鈴木 禎宏, 原著, 単著, 査読なし, 速報,短報,研究ノート等(学術雑誌)

  • 工芸運動として、思想運動として--民藝運動の国際性と今後

    美術手帖, 71巻1075号(頁80 - 83), 2019年04月, 鈴木 禎宏, 原著, 単著, 査読なし, 記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)

  • 「『今、ここ』へ戻るために 触覚体験としての『拭く』」

    水の文化58号(頁22 - 23), 2018年02月, 鈴木 禎宏, 原著, 単著, 査読なし, その他

全件表示 >>

その他書籍掲載文、作品解説・解題、校閲・監修(特定課題研究報告書を含む) 【 表示 / 非表示

  • もっと知りたい柳宗悦と民藝運動

    バーナード・リーチ, 東京美術, (頁52 - 55), 2021年10月, 鈴木禎宏, 杉山享司, その他, 単著

  • もっと知りたい柳宗悦と民藝運動

    富本憲吉, 東京美術, (頁56 - 60), 2021年10月, 鈴木禎宏, 杉山享司, その他, 単著

  • 『柳宗悦とバーナード・リーチ往復書簡 日本民藝館資料集』

    公益財団法人日本民藝館, 2014年07月, 鈴木 禎宏, 日本民藝館学芸部, その他

  • 『柳宗悦』

    ソウル:国立現代美術館, (頁202 - 208), 2013年05月, 「バーナード・リーチと朝鮮」, 展示物解説・図録等, 単著

  • 科学研究費補助金 基盤研究A 平成23-26年度 「アーツ・アンド・クラフツと民藝 ウィリアム・モリスと柳宗悦を中心とした比較研究」 (課題番号23242014) 調査研究中間報告書(平成23-24年度)。

    「『対抗産業革命』論:アーツ・アンド・クラフツと民藝の比較研究に関する一考察」, 大阪大学, (頁79 - 90), 2013年03月, 鈴木 禎宏, 藤田治彦(大阪大学), 科研費報告書, 単著

全件表示 >>

研究発表 【 表示 / 非表示

  • バーナード・リーチ作《鉄絵組合せタイル「生命の樹」》再考

    鈴木禎宏, 国内, シンポジウム・ワークショップ パネル(指名), 2024年09月, 2024年09月20日2024年09月21日, シンポジウム越境と往還 美術史研究の諸相, 東京大学駒場キャンパス・11号館1101教室/18号館ホール, 国際共同研究加基金(国際共同研究強化(B))22K0002(代表:寺田 寅彦), 一般発表, 第一発表者

  • 「凝視という作法の成立:白樺派の美術館構想を中心に」

    鈴木 禎宏, 国内, 2018年07月, , シンポジウム「スマホで覗く美術館--鑑賞体験のゆくえ--」, 東京大学 国際学術総合研究棟 3番大教室 , 文化資源学会, 一般発表, 第一発表者

  • 富本憲吉のバーナード・リーチ観 ―リーチ作《楽焼飾壺》(1914 年)の評価をめぐって

    鈴木禎宏, 国内, 口頭発表(一般), 2024年08月, 2024年08月22日2024年08月24日, 第66回 意匠学会大会, 上田市交流文化芸術センター(サントミューゼ), 意匠学会, 一般発表, 第一発表者

  • 「〈生活文化〉を考える」

    鈴木 禎宏, 国内, 2021年01月, , オンライン・フォ−ラム「『おおきな文化政策』を求めて」, オンライン開催, 新しい文化政策プロジェクト, 一般発表, 第一発表者

  • 工芸の近現代

    鈴木 禎宏, 国内, 2019年12月, , 公開フォーラム「新しい文化政策の構築をめざして」, 京都 京都大学 芝蘭会館, 新しい文化政策プロジェクト, 一般発表, 第一発表者

全件表示 >>

研究活動に対する受賞 【 表示 / 非表示

  • 第28回サントリー学芸賞

    財団法人サントリー文化財団, 鈴木禎宏, 『バーナード・リーチの生涯と芸術 ―― 「東と西の結婚」のヴィジョン』(ミネルヴァ書房), 2006年12月, 国内

  • 第27回(2006年度)ジャポニスム学会賞

    ジャポニスム学会, 鈴木禎宏, 『バーナード・リーチの生涯と芸術 ―― 「東と西の結婚」のヴィジョン』(ミネルヴァ書房), 2006年12月, 国内

  • 第11回日本比較文学会賞

    日本比較文学会, 鈴木禎宏, 『バーナード・リーチの生涯と芸術 「東と西の結婚」のヴィジョン』, 2007年06月, 国内

外部資金等受入(教育・社会貢献の外部資金を含む) 【 表示 / 非表示

  • 「手応え」に関する越域的学際研究の試み:対抗産業革命から対抗ITC革命に向けて

    挑戦的萌芽研究, 鈴木 禎宏, 2014年度, 700,000千円

  • 「アーツ・アンド・クラフツと民藝 ウィリアム・モリスと柳宗悦を中心とした比較研究」(23242014)

    基盤研究(A), 藤田 治彦, 鈴木 禎宏, 2014年度, 380,000千円

  • 「アーツ・アンド・クラフツと民藝 ウィリアム・モリスと柳宗悦を中心とした比較研究」(23242014)

    基盤研究(A), 藤田 治彦, 鈴木 禎宏, 2013年度, 400,000千円

  • 「アーツ・アンド・クラフツと民藝 ウィリアム・モリスと柳宗悦を中心とした比較研究」(23242014)

    基盤研究(A), 藤田 治彦, 鈴木 禎宏, 2012年度, 400,000千円

  • 「アーツ・アンド・クラフツと民藝 ウィリアム・モリスと柳宗悦を中心とした比較研究」(23242014)

    基盤研究(A), 藤田 治彦, 鈴木 禎宏, 2011年度, 500,000千円

全件表示 >>

 

学術団体の役員、委員等としての貢献 【 表示 / 非表示

  • 文化資源学会

    2016年07月 - 2020年07月,会長, 国内

  • 文化資源学会

    2012年07月 - 2016年07月,理事, 国内

  • 芸術学関連学会連合

    2012年06月 - 2015年06月,幹事(監査), 国内

  • 文化資源

    2007年12月 - 2010年12月,委員, 1880-7232, 国内

  • ジャポニスム学会

    2007年03月 - 2009年03月,幹事(監査), 国内

全件表示 >>

公開講座、講演・講習・研修会、出張講義等 【 表示 / 非表示

  • ましこ×セント・アイヴス100年祭事業 ましこ市2021 勉強会&座談会

    2021年11月, ましこ×セント・アイヴス100年祭事業実行委員会

  • 文京アカデミア講座「バーナード・リーチと日本の工芸」

    2021年10月, 公益財団法人文京アカデミー アカデミー文京

  • 文京アカデミア講座「富士山の文化史」

    2019年10月, 公益財団法人文京アカデミー アカデミー文京

  • バーナード・リーチと柳宗悦 往復書簡からみる交流と芸術

    2016年07月, 滋賀県立近代美術館

  • 「茶と美 - 柳宗悦の茶」展記念講演 講演「民藝運動と茶道」

    2014年03月, 日本民藝館

全件表示 >>

マスコミによる報道・出演・コメント等掲載 【 表示 / 非表示

  • 「もったいない語辞典 結界」読売新聞

    2019年12月06日

  • 「『三笠焼』探しています 明治・大正期 旧三笠ホテル近くの窯で制作」、信濃毎日新聞

    2018年11月01日, 信濃毎日新聞社

  • 「「リーチ先生」が愛した出雲」、『ひととき』

    2017年02月20日, 株式会社ウェッジ

  • 地域新聞 我孫子版

    2011年12月16日

  • 「大原美術館80周年特集: 所蔵品 新たな光 日の追求 懐深く:国内外から格別の扱い 」 山陽新聞

    2010年10月26日

全件表示 >>