上原 泉 UEHARA IZUMI
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研究内容 【 表示 / 非表示 】
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自伝的記憶に関する縦断的事例調査を単独研究で続けながら、自伝的記憶の児童、成人(若年、中高年、高齢者)(共同研究)のデータをまとめ、自己認識や時間認識、記憶内容、人生観の世代差を探る。データの一部をAI研究者と共有し検討をすすめる。言語発達や認知発達(実行機能など)、退屈の研究も(共同研究)引き続き行うが、遊び、脳との関連、進化的意味、精神的健康、また教育分野への応用についても、検討し、示唆を得るようにしたい。
教育内容 【 表示 / 非表示 】
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学部学生に対する講義では、古典的な学習理論や、学習法、概念学習、言語理論、言語習得過程、発達理論や各発達時期の特徴を中心に話を展開し、当該分野の課題について検討している。3年生の演習では、発達心理学領域の専門論文を扱いディスカッションしたうえで、記憶内容の作文例を題材に、コーディング分析、数値化できる部分についての分散分析、それに基づくレポート作成などの指導を行っている。ほか、心理学コース教員全員で行う、基礎の演習・講義(こころの科学、心理学基礎実験演習等)に携わってきた。大学院生に対しては、発達心理学特論、発達心理学演習、発達心理学先端研究の授業を通じて、文献購読、発表、ディスカッション、分析演習を行い、専門的な内容と技量の習得を目指している。大学院生には、学会発表の前に発表の練習、分析の確認、質疑応答の練習を行い、また、心理学コース教員全員で行う、人間発達科学論、心理学研究法にも取り組んでいる。
将来の研究計画・研究の展望・共同研究の可能性 【 表示 / 非表示 】
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第一に、少数の事例ながら縦断的調査10数年以上のデータを収集してきている。横断的な共同研究をしている、各発達期(乳幼児~成人)の自伝的記憶や他のデータと併せて、自伝的記憶と自己認識、ナラティブの生涯発達(過去のふり返り方、将来展望のあり方含む)について、ウェルビーイングとの関連も含め考察していきたい。なお、本データは、AI研究との連携し検討することで、(AIとは異なる)ヒトならではの時間認識や自己認識、認知の特徴を明らかにできたらと考える。第二に、実行機能や退屈に関して新しい知見を提供できるよう、共同、単独での調査研究によりデータ収集と分析をすすめたい。第三に、遊びの研究を開始する予定であり、他分野とも連携し、養育、教育実践へつながるよう目指す。いずれにおいても、将来的には、脳や仮想技術との関連、実践への応用を視野に研究を幅広く展開していきたい。
受験生等へのメッセージ 【 表示 / 非表示 】
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心理学は、人の心や行動について、より実証的な手法に基づいて追究しようとする学問です。実験や調査の演習、分析、統計の授業がありますので、大変な部分もあるかもしれませんが、人の心や行動は状況によって変わりやすい等、人に対する理解が深まります。また、直感やちょっとした印象で普段よく判断しているものの実は誤解していることが多いこと、自分のことも実はよくわかっていないことなどにも気づかされるかもしれません。卒論や修論の研究では、多くの方々に協力をお願いし調査させていただくことになります。お茶の水女子大学の心理学科は、心理学の広範囲の内容をカバーしています。心理学に興味ある方の入学、進学をお待ちしております。
学歴 【 表示 / 非表示 】
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東京大学, 文学部, 文科第四類, 大学, 卒業, 日本国
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東京大学大学院, 総合文化研究科, 大学院(修士課程), 修了, 日本国
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東京大学大学院, 総合文化研究科, 大学院(博士課程), 修了, 日本国
学内職務経歴 【 表示 / 非表示 】
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人間文化創成科学研究科 研究院【基幹部門】 人間科学系,准教授,2012年04月 - 2015年03月
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基幹研究院 人間科学系,准教授,2015年04月 - 2022年03月
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基幹研究院 人間科学系,教授,2022年04月 - 継続中
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人間文化創成科学研究科 教育院【博士後期課程】 人間発達科学専攻,2012年04月 - 2015年03月
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人間文化創成科学研究科 博士後期課程 人間発達科学専攻,2015年04月 - 継続中
学術著書・訳書 【 表示 / 非表示 】
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心理学:理論の楽しみと使い方/理論バトル
発達の二大理論と次にくる理論 ――ピアジェの発達段階説とヴィゴツキーの社会的相互作用説, 新曜社, 2021年09月, 上原 泉, 繁桝算男(編著), 校正段階だが、出版月未定, 調査報告書
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Q&Aシリーズ「発達障害:LD, 発達性協調運動障害, チック障害編」
Q&Aシリーズ「発達障害:LD, 発達性協調運動障害, チック障害編」, お茶の水女子大学ヒューマンライフイノベーション開発研究機構, 2021年03月, 上原 泉, お茶の水女子大学ヒューマンライフイノベーション開発研究機構, 調査報告書, 62-65
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心理学概論
8.心の発達, 遠見書房, 2018年03月, 上原 泉, 繁桝算男(編), 調査報告書, 120-132
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発達心理学概論
6.幼児期の発達:言葉と認知, 放送大学教育振興会, 2017年03月, 上原 泉, 向田久美子, 調査報告書
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発達心理学概論
3.発達研究の方法, 放送大学教育振興会, 2017年03月, 上原 泉, 向田久美子, 調査報告書
論文 【 表示 / 非表示 】
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Baby’s Online Live Database によるオンライン縦断研究
計量国語学, , 2024年07月, 加藤正晴・土居裕和・孟憲巍・村上太郎・梶川祥世・大谷多加志・上原泉・箕浦有希久, 総説, 研究論文(学術雑誌), 共著者
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The meaning of boredom: Properly managing childhood boredom could lead to more fulfilling lives.
EMBO reports, , 2024年05月, Uehara, I., & IKegaya, Y., 総説, 研究論文(学術雑誌), 第一著者相当
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退屈傾向尺度(Boredom Proneness Scale)日本語版の信頼性と妥当性の検討 ―因子構造の確認―
日本ヒューマンケア科学会誌, 日本ヒューマンケア科学学会, 17巻2号, 2024年, 上原泉・張天依・池谷裕二, 資料, 研究論文(学術雑誌), 第一著者相当
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幼児期から思春期の自伝的語りの変遷過程と経験の捉え方
臨床神経科学, 中外医学社, 2023年07月, 上原 泉, 原著, 研究論文(学術雑誌), 単著
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「過去」「未来」を主題とする作文の分析
計量国語学, , 34巻1号, 2023年06月, 浅原正幸・川﨑采香・上原 泉・ 酒井裕・須藤百香・谷口巴・小林一郎・越智綾子・鈴木彩香, 原著, 研究論文(学術雑誌), 共著者
その他雑誌掲載文 【 表示 / 非表示 】
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書評「アン・M・クリアリー他編『記憶現象の心理学』北大路書房」
図書新聞, 3569号巻2022年12月3日号号, 2022年12月, 上原泉, 総説, 単著, 査読なし, 記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)
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発達段階をふまえて学ぶ意欲を高める
児童心理, No.1059巻7月号(頁17 - 22), 2018年07月, 上原泉, 総説, 単著, 査読なし, 記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)
その他書籍掲載文、作品解説・解題、校閲・監修(特定課題研究報告書を含む) 【 表示 / 非表示 】
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平成17年度~平成18年度科学研究費補助金(基盤研究(B))研究成果報告書「行為の記述・推測・判断における文化的要因:国際比較と国内変動の総合的研究」
主人公について重視する項目の日中比較―性差,世代差の検討―, 平成17年度~平成18年度科学研究費補助金(基盤研究(B))研究成果報告書, 2007年03月, 上原 泉・東 洋, 東 洋, 科研費報告書
研究発表 【 表示 / 非表示 】
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自伝的ナラティブの意味するところ:自伝的ナラティブの生涯発達と自己(小講演)
上原泉, 国内, 口頭発表(一般), 2024年09月, 2024年09月06日2024年09月08日, 日本心理学会第88回大会, 熊本城ホール, 日本心理学会, 一般発表, 第一発表者
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現在と過去の「自己」を拡張させていく発達過程―児童と高齢者の作文に現れる特徴
上原 泉・鄭 牙源・川﨑采香, 国内, 2023年09月, 2023年09月23日2023年09月24日, 第19回 日本子ども学会学術集会, 白百合女子大学, 白百合女子大学, 一般発表, 第一発表者
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出来事内容の記憶変容に伴い経験時点に関する記憶も変容した事例
上原 泉, 国内, 2021年12月, , 日本基礎心理学会第40回大会, オンライン開催, 日本基礎心理学会第40回大会, 一般発表, 第一発表者
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子どもにおけるナラティブと遊び
上原 泉, 国内, 2020年12月, , 日本理論心理学会第66回大会, 帝京大学(オンライン), 帝京大学(オンライン), 招待講演, 第一発表者
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バイリンガリズムは子どもの実行機能に影響を及ぼすか.
趙 思宇・上原 泉, 国内, ポスター発表, 2024年09月, 2024年09月06日2024年09月08日, 日本心理学会第88回大会, 熊本城ホール, 日本心理学会, 一般発表, 共著者
研究活動に対する受賞 【 表示 / 非表示 】
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子ども学会「最優秀発表賞」
日本子ども学会, 上原 泉・鄭 牙源・川﨑采香, 第19回 日本子ども学会学術集会での発表, 2023年09月, 国内国内学会・会議・シンポジウム等の賞,
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Young Psychologistに選抜される
日本心理学会, 上原 泉, 2004年8月に北京で開催された国際心理学会議(International Conference on Psychology)に派遣された。, 2003年12月, 国内
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城戸賞
日本教育心理学会, 上原 泉, 1998年「教育心理学研究」に掲載された論文, 1999年08月, 国内
外部資金等受入(教育・社会貢献の外部資金を含む) 【 表示 / 非表示 】
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時間の獲得の個体発生と系統発生
新学術領域研究(研究領域提案型)計画研究, 2022年度, 10,000千円
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時間の獲得の個体発生と系統発生
新学術領域研究(研究領域提案型), 2021年度, 10,000千円
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時間の獲得の個体発生と系統発生
新学術領域研究(研究領域提案型), 2020年度, 10,000千円
学術団体の役員、委員等としての貢献 【 表示 / 非表示 】
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一般社団法人子どもの育ちとコホート研究・実践協会 理事
2024年08月 - 現在,理事, 学会・研究会等, 国内
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「発達心理学研究」編集委員長
2021年12月 - 2022年11月,委員, 国内
公開講座、講演・講習・研修会、出張講義等 【 表示 / 非表示 】
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新教養基礎
2023年06月, お茶の水女子大学附属高等学校, 出前授業
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真生幼稚園研修会「想像とふり遊び―楽しい時間を作る―」
2021年02月, 真生幼稚園
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第81回教育実際指導研究会(課題別協議会)共同研究者として協議会で助言発表
2019年02月, お茶の水女子大学附属小学校・NPO法人お茶の水児童教育研究会
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第80回教育実際指導研究会(課題別協議会)共同研究者として協議会で助言発表
2018年02月, お茶の水女子大学附属小学校・NPO法人お茶の水児童教育研究会
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第79回教育実際指導研究会(課題別協議会)共同研究者として協議会で助言発表
2017年02月, お茶の水女子大学附属小学校・NPO法人お茶の水児童教育研究会
マスコミによる報道・出演・コメント等掲載 【 表示 / 非表示 】
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毎日新聞「医療プレミア」人生筋トレ術
2024年09月25日, Web
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AERA with Baby
2010年04月01日