池田 全之

Ikeda Takeyuki

職名

教授

生年月

1962年02月

所属

基幹研究院 人間科学系

人間文化創成科学研究科 博士後期課程 人間発達科学専攻

人間文化創成科学研究科 博士前期課程 人間発達科学専攻

文教育学部 人間社会科学科

主担当学科

文教育学部人間社会科学科

担当大学院(博士前期課程)

人間文化創成科学研究科人間発達科学専攻教育科学コース

担当大学院(博士後期課程)

人間文化創成科学研究科人間発達科学専攻教育科学領域

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研究キーワード 【 表示 / 非表示

  • 教育哲学、ドイツ観念論とドイツロマン主義、フィヒテ、シェリング、ノヴァーリス、シュレーゲル、フランクフルト学派、ベンヤミン、アドルノ

研究内容 【 表示 / 非表示

  • 2013年度は、フィヒテを中心としたドイツ観念論思想を道徳教育の観点から検討した。あわせて、「人はなぜ過誤を犯すのか」という観点から、スピノザの思想を検討した。

教育内容 【 表示 / 非表示

  • 2013年度は、学部段階の授業においては、フーコーの権力論、アドルノの非同一性の哲学、シェリングの道徳思想、ベンヤミンとハイデガーの時間観を、現代の教育問題と絡めながら概説した。大学院段階では、ハイデガーの『形而上学の根本諸概念』とデカルトの『省察録』を取り上げた。

将来の研究計画・研究の展望・共同研究の可能性 【 表示 / 非表示

  • 現代の人間形成論の基礎をなした18世紀末~19世紀前半のドイツ思想を研究しているが、その様々な陰影と可能性を研究することにより、特に道徳教育などについて、成果を還元できるのではないかと考えている。

受験生等へのメッセージ 【 表示 / 非表示

  • 教育思想研究と言うと、難しいとか現実から遊離していると一般に考えられています。たしかに教育思想の研究の場合には、二次文献を参照しながら、地道に昔のテキストを読み進めることが基本になります。けれども、そうした読解も、現代についての先鋭な問題意識がなければうまくいくものではありません。古典的なテキストを使いながら「今」を考えることが大切なのです。ですから、自分の狭い関心にだけ囚われるのではなく、視野を広く持つようにしてください。

学歴 【 表示 / 非表示

  • 東北大学, 教育学部, 教育学科, 大学, 1984年03月, 卒業, 日本国

  • 東北大学大学院, 教育学研究科, 教育哲学専攻, 大学院(博士課程), 1989年03月, 単位取得満期退学, 日本国

学位 【 表示 / 非表示

  • 博士(教育学), 東北大学大学院, 1989年03月

学内職務経歴 【 表示 / 非表示

  • 人間文化創成科学研究科 研究院【基幹部門】 人間科学系,教授,2012年04月 - 2015年03月

  • 基幹研究院 人間科学系,教授,2015年04月 - 継続中

  • 人間文化創成科学研究科 教育院【博士後期課程】 人間発達科学専攻,2012年04月 - 2015年03月

  • 人間文化創成科学研究科 博士後期課程 人間発達科学専攻,2015年04月 - 継続中

  • 人間文化創成科学研究科 教育院【博士前期課程】 人間発達科学専攻,2012年04月 - 2015年03月

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学外略歴 【 表示 / 非表示

  • 東北大学 教育学部教育哲学講座,助教,1989年04月 - 1990年03月

  • 清泉学舎 奥羽大学 文学部,講師,1990年04月 - 1996年03月

  • 秋田大学 教育学部,准教授,1996年04月 - 1998年03月

  • 秋田大学 教育文化学部,准教授,1998年04月 - 2004年09月

  • 国立大学法人 秋田大学 教育文化学部,教授,2006年10月 - 2009年09月

研究分野 【 表示 / 非表示

 

学術著書・訳書 【 表示 / 非表示

  • モノの経験の教育学ーアート制作から人間形成論へ

    子どもの制作における事物の脱文脈/再文脈化過程から考えるーデカルトの機械論的身体観と道徳の可能性, 東京大学出版会, 2021年12月, 池田全之, 今井康雄, 学術書, 163-185

  • ドイツ 過去の克服と人間形成

    ヨーロッパ精神の〈起源〉への追慕による〈過去の克服〉-ハイデガー、リット、ヤスパースの場合, 昭和堂, 2011年03月, 對馬達雄,遠藤孝夫,小玉亮子,渡邊隆信,池田全之,今井康雄,山名淳,マンフレート・ハイネマン, 對馬達雄, 調査報告書, 118-156頁

  • 教育学21の問い

    「教育」ってなぜ必要なのか, 福村出版, 2009年02月, 沼田裕之,増渕幸男,池田全之,山口匡,八幡恵,伊藤潔志,藤井佳世,伊勢孝之,目黒恒夫,湯沢康晴,有馬知江美,鈴木昌世,神門しのぶ, 沼田裕之,増渕幸男, 教科書・概説・概論, 23-32

  • 倫理学体系,第三部,道徳性の進化論と社会倫理学の諸原則

    Gesammelte Schriften Bd.Ⅹ,System der Ethik, 法政大学出版局, Vandenhoeck & Ruprecht, 2008年12月, 大野篤一郎,増渕幸男,佐藤富晴,氏家重信,池田全之, Wilhelm Dilthey, 学術書, 156-188

  • 自由の根源的地平―フィヒテ知識学の人間形成論的考察

    日本図書センター, 2002年11月, 池田全之, 学術書

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論文 【 表示 / 非表示

  • 生への存在論的考察と教育思想研究の方法論がもたらすもの

    近代教育フォーラム, 教育思想史学会31号(頁124124 - 132), 2022年09月, 池田全之, 原著, 研究論文(学術雑誌), 単著

  • ものの現われる規定する形式は何かーヘルマン・コーヘンにおける経験の成立形式への考察と微分概念

    教育思想, 第49号(頁1 - 16), 2022年03月, 池田全之, 原著, 研究論文(学術雑誌), 単著

  • ライプニッツとカントの間でーーフンボルトの陶冶論の背景にあったものーー

    近代教育フーラム, 29号(頁16 - 24), 2020年09月, 池田 全之, 原著, 研究論文(学術雑誌), 単著

  • 制作の喜びがもたらすものは何かースピノザ思想に見られる作品制作の説明モデル

    科学研究費成果報告書「教育空間におけるモノとメディアーその経験的・歴史的・理論的研究」, (頁140 - 156), 2018年03月, 池田 全之, 原著, 研究論文(研究会,シンポジウム資料等), 単著

  • 子どもの制作における事物の脱文脈/再文脈化過程から考えるーデカルトの機械論的身体観と道徳の可能性

    研究紀要, 25号(頁81 - 93), 2018年02月, 池田 全之, 原著, 研究論文(大学,研究機関等紀要), 単著

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その他雑誌掲載文 【 表示 / 非表示

  • 田中智志著『共存在の教育学ーー愛を黙示するハイデッガーーー』

    近代教育フーラム28号(頁167 - 169), 2019年09月, 池田 全之, 原著, 単著, 査読あり, 書評論文,書評,文献紹介等

  • 中田基昭著『表情の感受性 日常生活の現象学への誘い』

    教育学研究, 2011年06月, 池田全之, 原著, 単著, 査読あり, 書評論文,書評,文献紹介等

  • Yasuhiro Kumamoto,Philosphosche Paedagogik bei Kant und Fichte im Dienst der Freiheit

    フィヒテ研究, 2011年, 池田全之, 原著, 単著, 査読あり, 書評論文,書評,文献紹介等

  • 鈴木晶子著『イマヌエル・カントの葬列』

    日本教育学会編『教育学研究』, 2007年, 池田全之

  • 倉岡正雄著『フレーベル教育思想の研究』

    教育哲学会編『教育哲学研究』, 1999年, 池田全之

その他書籍掲載文、作品解説・解題、校閲・監修(特定課題研究報告書を含む) 【 表示 / 非表示

  • ナチスの《過去》とドイツ戦後教育の展開

    1930年代どいつにおける〈世界開放性〉をめぐる思想模様―ベンヤミンの媒体概念を中心に 歴史の破局と「認識可能性の現時点(Jetztzeit der Erkennbarkeit)―ナチズムをめぐるフーコー、アドルノ、ヤスパース、ベンヤミンの思想的対話2008年03月, 對馬達雄,遠藤孝夫,池田全之,渡邊隆信, 對馬達雄(研究代表者), 科研費報告書

  • 秋田県の現状と課題を踏まえた道徳指導カリキュラム開発についての調査研究

    教員養成における道徳教育カリキュラム2006年03月, 池田全之,姫野完治,細川和仁, 浦野弘, 調査報告書

研究発表 【 表示 / 非表示

  • こどもの制作における事物の脱文脈/再文脈化過程から考えるーデカルトの機械論的身体観と道徳の可能性

    池田 全之, 国内, 2017年08月, , 日本教育学会大会ラウンドテーブル, 桜美林大学, 日本教育学会, 一般発表, 共著者

  • なぜ善さを分かっていても実践できないのか―道徳教育から見たフィヒテ、シェリング、Fr.シュレーゲル

    池田全之, 国内, 2013年11月, , 日本フィヒテ協会第29回大会, 東京都, 日本フィヒテ協会, 一般発表, 第一発表者

  • 根拠の不在と無限への追慕――人間形成論として見たフィヒテ、ノヴァーリス、シェリングの哲学

    池田全之, 国内, 2011年06月, , 日本へーゲル学会第13回大会, お茶の水女子大学, 日本ヘーゲル学会, 一般発表, 第一発表者

  • 昨今の教育改革とヤスパース哲学―国家の統治性格の現状に包越者存在論が示唆するもの―

    池田全之, 国内, 2009年12月, , 日本ヤスパース協会第26回大会, 早稲田大学, 日本ヤスパース協会, 一般発表, 第一発表者

  • 労働的人間形成の論理とそのアクチュアリティについて ―意識の自己形成をめぐる1800年前後のドイツ思想の一断面―

    池田全之, 国内, 2009年10月, , 教育哲学会第52回大会, 名古屋大学, 教育哲学会, 一般発表, 第一発表者

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外部資金等受入(教育・社会貢献の外部資金を含む) 【 表示 / 非表示

  • 戦後ドイツにおける「過去の克服」の研究―宗教・家族・政治教育・教育学の再生

    基盤研究(B), 對馬達雄, 2010年度, 351,000千円

  • 「いのちの尊厳」教育における生命科学の位置価値に関する教育課程の国際比較

    基盤研究(B), 増渕幸男, 2008年度, 1,800,000千円

  • 「いのちの尊厳」教育における生命科学の位置価値に関する教育課程の国際比較

    基盤研究(B), 増渕幸男, 2007年度, 1,900,000千円

  • ナチスの《過去》とドイツ戦後教育の展開

    基盤研究(C), 對馬達雄, 2006年度, 1,170,000千円

  • 道徳教育の充実のための教員養成学部等と連携事業計画

    浦野弘, 池田全之, 文部科学省, 2005年度, 1,000,000千円

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学術団体の役員、委員等としての貢献 【 表示 / 非表示

  • 教育哲学会編『教育哲学研究』

    2011年11月 - 2013年09月,委員, 国内

  • 東北教育哲学教育史学会編『教育思想』

    2010年10月 - 2012年09月,委員, 国内

  • 教育哲学研究

    2009年11月 - 2011年10月,委員, 国内

  • 教育哲学会編『教育哲学研究』

    2009年11月 - 2011年10月,委員, 国内

  • 教育哲学研究

    2005年11月 - 2007年10月,委員, 国内